【書評】古語大鑑 第3巻 し〜て|築島 裕/峰岸 明/白藤 禮幸/坂梨 隆三/沼本 克明/月本 雅幸|東京大学出版会

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古語大鑑 第3巻 し〜て 9784130800075 東京大学出版会 パッケージ画像

古代日本語研究の最前線を切り拓く『古語大鑑』シリーズの第3巻「し〜て」が、東京大学出版会より刊行されました。本辞典は、上代から鎌倉時代までの語彙を網羅的に収録し、その語釈、語源、そして豊富な用例を通じて、古い言葉の世界を深く探求することを可能にします。国語学の第一人者である築島裕氏を編集委員会代表に、峰岸明氏、白藤禮幸氏、坂梨隆三氏、沼本克明氏、月本雅幸氏といった錚々たる研究者たちが編纂に携わっており、専門家だけでなく、古代日本語に関心を持つすべての人にとって必携の一冊となるでしょう。

古語大鑑 第3巻 し〜ての基本情報

書名 古語大鑑 第3巻 し〜て
著者 築島 裕/峰岸 明/白藤 禮幸/坂梨 隆三/沼本 克明/月本 雅幸
出版社 東京大学出版会
発売日 2026年02月05日頃
ISBN 9784130800075
ジャンル 語学・学習参考書
価格 52,800円(税込)

古語大鑑 第3巻 し〜てはどんな本?

『古語大鑑 第3巻 し〜て』は、上代(奈良時代以前)から鎌倉時代末期(1333年頃)までの日本語に焦点を当て、その期間に成立した文献に現れる約4万語の語彙を収録する全4巻構成の辞典シリーズの第3回配本です。本巻では「し」から「て」までの約8300項目を扱っています。見出し語は現代仮名遣いで示され、詳細な語釈、語源解説に加え、主要な古典や古代語文献から直接収集された約8万のオリジナル用例が掲載されています。これらの用例は、最良の古写本を底本とし、原文表記に忠実に引用され、出典も詳細に明記されています。 本辞典は、今後の古語辞典編纂における「親辞典」としての位置づけを目指しており、専門研究者向けの高度な内容でありながら、古代語の世界を深く理解するための基盤を提供するものです。

古語大鑑 第3巻 し〜ての内容と読みどころ

特徴1:上代から鎌倉時代までの語彙を網羅

約4万語の基本古代語彙を厳選し、特に上代から鎌倉時代末期までの文献に現れる言葉に重点を置いています。

特徴2:豊富な用例と詳細な出典

主要な古典・古代語文献から直接収集した約8万のオリジナル用例を収録し、最良の古写本を底本とした忠実な引用と詳細な出典情報が特徴です。

特徴3:語義・語源の深い探求と訓点資料の活用

適切な語義解釈と語源解説に新たな視点を提供し、訓点資料を積極的に活用することで、日本語の多面的な歴史的変遷を明らかにします。

この本がおすすめの人

この辞典は、上代から鎌倉時代にかけての日本語や古典文学を専門的に研究する国語学者や日本文学研究者にとって、不可欠な資料となるでしょう。また、大学院生や研究機関に所属する方々が、論文執筆や資料解読の際に、信頼性の高い語源や用例を求める場合にも最適です。さらに、古代日本語の歴史的変遷や、言葉がどのように使われてきたかに関心を持つ、意欲的な一般読者や教養を深めたい方にも、その高度な内容が知的な刺激を与えるはずです。

古語大鑑 第3巻 し〜ての評判・口コミ

『古語大鑑』シリーズは、その網羅性と詳細な記述から、国語学・日本語史研究の分野で高い評価を得ています。特に、上代から鎌倉時代までの語彙に重点を置き、膨大な用例を原文から直接収集し、出典を厳密に明記している点が、研究者にとって非常に有用であると認識されています。 語義の解釈や語源の解説においても、新たな知見を提供しようとする姿勢が評価されており、今後の古語辞典編纂の基準となる「親辞典」としての位置づけが期待されています。 その専門性の高さから、一般向けの辞書とは一線を画し、学術研究に資する本格的な辞典として、学界からの期待が寄せられています。

古語大鑑 第3巻 し〜ての著者情報

本辞典の編集委員会代表を務める築島裕氏(1925-2011)は、東京大学名誉教授であり、訓点資料研究の第一人者として知られる国語学者です。 「平安時代の漢文訓読語につきての研究」で日本学士院賞を受賞し、日本学士院会員にも選ばれています。 共編者には、横浜国立大学名誉教授で新村出賞、角川源義賞を受賞した峰岸明氏(1935-2012)、東京大学名誉教授で古代日本語を専門とする白藤禮幸氏(1938-2026)、東京大学名誉教授の坂梨隆三氏(1941-)、広島大学名誉教授で日本漢字音研究の沼本克明氏(1943-2014)、東京大学大学院人文社会系研究科名誉教授で訓点資料研究を専門とする月本雅幸氏(1954-)など、日本を代表する国語学者たちが名を連ねています。

古語大鑑 第3巻 し〜ての出版社情報

東京大学出版会は、1951年3月に当時の東京大学総長・南原繁氏の発案により、日本の国立大学で初の大学出版部として設立されました。 「学問の普及、学術の振興」を目的とし、東京大学の研究成果に基づく学術書、教科書、教養書などを年間100点以上刊行しています。 オックスフォード大学出版部をモデルに創設され、学術出版の分野で重要な役割を担っており、特に専門性の高い辞典や研究書を数多く手掛けています。 『古語大鑑』シリーズもその一つであり、学術的な厳密さと質の高さを追求する出版会の姿勢を体現するものです。

古語大鑑 第3巻 し〜てを購入する前に確認したい情報

発売日は2026年02月05日頃、ISBNは9784130800075です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。

古語大鑑 第3巻 し〜ての書評まとめ

『古語大鑑 第3巻 し〜て』は、上代から鎌倉時代までの日本語を深く掘り下げたいと考える研究者や、高度な学術的探求を目指す読者にとって、まさに決定版とも言える辞典です。膨大な用例と詳細な語源解説、そして厳密な出典情報が、古代語研究の確かな基盤を提供します。専門性の高い内容ゆえに、一般的な古語辞典とは異なるアプローチが求められますが、その分、得られる知見は計り知れません。日本語の歴史と言葉の深淵に触れたいと願う、真摯な探求者におすすめの一冊です。

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