【書評】ヨモツイクサ|知念実希人|双葉社

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ヨモツイクサ 9784575529289 双葉社 パッケージ画像

知念実希人氏の最新作『ヨモツイクサ』は、北海道の禁忌の森を舞台にした戦慄のバイオ・ホラーです。医師としての知見を活かした緻密な描写と、読者の予想を裏切る展開で知られる知念氏が、今回は「究極の遺伝子を持つ生命体」という未知の恐怖を描き出します。古くからアイヌの人々が畏れてきた《黄泉の森》で起こる不可解な事件は、読者を深い闇へと誘い、ページをめくる手を止めさせないでしょう。

ヨモツイクサの基本情報

書名 ヨモツイクサ
著者 知念実希人
出版社 双葉社
発売日 2026年06月10日
ISBN 9784575529289
シリーズ 双葉文庫
ジャンル 文庫
価格 935円(税込)
楽天ブックス評価 ★3.9(56件)

ヨモツイクサはどんな本?

本作『ヨモツイクサ』は、北海道旭川に存在する、アイヌの人々が古くから畏れる《黄泉の森》を舞台にしたバイオ・ホラーです。大手ホテル会社がこの禁域でリゾート開発を進める中、作業員が次々と行方不明になる事件が発生します。現場に残されたのは、何かに蹂躙されたような痕跡と、死ぬ前に目撃されたという神秘的な蒼い光。警察はヒグマの仕業と断定しますが、既存の生物の範疇を超えた事態に、唯一の生存者である外科医の佐原茜が、未知の生物〈ヨモツイクサ〉の謎に挑むことになります。 7年前にも同様の一家行方不明事件が起きており、今回の事件との関連性も物語の鍵を握ります。

ヨモツイクサの内容と読みどころ

特徴1:北海道の禁忌の森を舞台にしたバイオ・ホラー

アイヌの人々が畏れる《黄泉の森》という設定が、物語に神秘的で不気味な深みを与え、読者を未知の恐怖へと引き込みます。

特徴2:究極の遺伝子を持つ未知の生命体〈ヨモツイクサ〉

正体不明の存在が引き起こす惨劇は、単なる動物の襲撃とは異なる、生命の根源に関わるような戦慄を読者に与えます。

特徴3:医療ミステリーの要素と予測不能な展開

医師である著者ならではの医学知識がホラー描写にリアリティをもたらし、二転三転するストーリーは読者の予想を裏切り、最後まで目が離せません。

この本がおすすめの人

この本は、単なるホラーでは物足りない、深いテーマ性を持つ作品を求める読者におすすめです。特に、生物学的な設定や科学的な要素が絡むバイオ・ホラーに興味がある方、北海道の自然やアイヌ文化に触れる物語に惹かれる方には、その世界観が深く響くでしょう。また、ミステリー要素も強く、予測不能な展開やどんでん返しを楽しみたい知念実希人ファンにも満足度の高い一冊です。

ヨモツイクサの評判・口コミ

★★★☆ 3.9 (56レビュー)

読書メーターでは1300件以上の感想が寄せられ、平均評価は3.9と、多くの読者から注目を集めています。 レビューでは「生物学的な設定が多めのホラー小説」として、グロテスクな描写や得体の知れない存在への恐怖を評価する声が多く見られます。 また、物語が二転三転するジェットコースターのような展開や、予想を裏切る結末に驚きと面白さを感じる読者もいるようです。 一方で、ホラー要素やグロテスクな描写が苦手な読者からは、その点に言及する感想も見受けられます。

ヨモツイクサの著者情報

知念実希人氏は1978年沖縄県生まれの医師であり、作家です。東京慈恵会医科大学を卒業し、日本内科学会認定医の資格を持っています。2011年に『レゾン・デートル』で第4回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞し、翌年『誰がための刃』と改題して作家デビューしました。 『仮面病棟』は啓文堂文庫大賞を受賞しベストセラーとなり、また『崩れる脳を抱きしめて』『硝子の塔の殺人』など、本屋大賞に5度ノミネートされるなど、数々の話題作を発表しています。 医療ミステリーを中心に、幅広いジャンルで活躍する人気作家として知られています。

ヨモツイクサの出版社情報

双葉社は1948年5月に創業した日本の出版社です。 創業当初は大衆娯楽雑誌を中心に発展しましたが、現在では雑誌、書籍、コミックなど多岐にわたる分野を手掛ける総合出版社となっています。 「週刊大衆」や「漫画アクション」といった看板雑誌を持つほか、文芸、実用、趣味など広範なジャンルの書籍を刊行し、多くのベストセラーを世に送り出してきました。 本作『ヨモツイクサ』は双葉文庫から刊行されており、同社の幅広いエンターテインメント作品への注力がうかがえます。

ヨモツイクサを購入する前に確認したい情報

発売日は2026年06月10日、ISBNは9784575529289です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。

ヨモツイクサの書評まとめ

知念実希人氏の『ヨモツイクサ』は、北海道の秘境を舞台に、バイオ・ホラーとミステリーが融合した作品です。医師としての専門知識に裏打ちされたリアルな描写と、読者の予測を裏切るストーリー展開は、ホラー小説の新たな可能性を感じさせます。未知の恐怖に身震いしたい方、緻密な設定と先の読めない展開に没頭したい方は、ぜひ手に取ってみてください。

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