本書は、2020年に開催された国際オンラインラウンドテーブルの成果をまとめた学術的な論集です。寺田澄江氏、陣野英則氏、木村朗子氏らが編者を務め、青簡舎から刊行されました。『源氏物語』を起点としながら、古代から近代に至る日本文学における「身」と「心」のあり方を多角的に検証しています。
文学研究者や日本文学を深く学びたい方にとって、購入前にその構成を確認しておきたい一冊です。
身と心の位相:源氏物語を起点としての基本情報
| 商品名 | 身と心の位相:源氏物語を起点として |
|---|---|
| 著者 | 寺田 澄江/陣野 英則/木村 朗子 |
| 出版社 | 青簡舎 |
| ISBN | 9784909181350 |
内容の解説
本書は、『源氏物語』の執筆過程に深く関わる「身」と「心」という二つのキーワードを用い、日本文学の軌跡を辿る研究書です。和歌における位相から、中世、近世、そして泉鏡花や田山花袋といった近代文学までを射程に収めています。
全5部構成となっており、第1部では和歌、第2部では散文や近代文学、第3部では『源氏物語』そのもの、第4部ではジェンダーや哲学の視点から論じられています。ISBNは9784909181350、出版社は青簡舎です。
- 編者:寺田 澄江、陣野 英則、木村 朗子
- 主な収録内容:和歌・散文における身と心、ジェンダー批評、仏教的視点など
身と心の位相:源氏物語を起点としてのみんなの書評
本書は、一つの作品を孤立させて捉えるのではなく、「身」と「心」という普遍的かつ根源的なテーマを通じて、文学史を横断的に見渡そうとする試みとして受け止められています。特に、古典文学における「身」が単なる肉体以上の精神性を帯びている点や、それが近代文学へどのように接続されていくのかという視点が、多くの読者にとって興味深い論点となっているようです。
また、ジェンダー批評や哲学的なアプローチが含まれていることも特徴です。女性の身体性や「女の身」としての意識が、物語の構造や救済の論理にどう関わるのかという議論は、現代的な視点からも意義深いものとされています。専門的な論考が多いため、じっくりと腰を据えて各章の議論を追いかけたい一冊と言えるでしょう。
参考にしたWeb情報
読んだ感想
『源氏物語』を中心に据えつつも、西行や和泉式部、さらには近代の『蒲団』までが同じ「身と心」という土俵で語られる構成に、文学の連続性を強く感じさせられます。特に「身」という言葉が持つ重層的な意味合い――単なるフィジカルな存在ではなく、社会的な立場や運命までをも内包するようなニュアンス――が、各時代の作品でどう変奏されているのかを追うのは非常に刺激的です。
専門書らしい密度の濃い内容ですが、以下のような点が印象に残る傾向にあります。
- 宇治十帖における「身代わり」の論理など、具体的な作品分析の深さ
- 古典から近代へ至るまでの、日本人の身体観・精神観の変遷のダイナミズム
- 海外の研究者による視点も含まれており、多角的な解釈に触れられる点
一気に読み進めるというよりは、自分の関心のある章から紐解き、そこから広がる文学のネットワークを楽しむような読み方が適しているかもしれません。文学研究の最前線の空気を味わえるような読後感が得られそうです。
こんな人におすすめ
『源氏物語』を中心に日本文学を専門的に研究している方や、古典文学における身体観・精神観の変遷に興味がある方におすすめです。また、ジェンダー批評や哲学的な視点から文学を読み解きたい学生や研究者にとっても、重要な参照先となるでしょう。
商品画像
確認したい内容
身と心の位相:源氏物語を起点としてを購入する前に、内容紹介、著者・出版社、発売日、版・形式、対応機種、特典の有無などを商品ページで確認しておくと安心です。購入条件の細部は変わる場合があります。
よくある質問
Q. 本書はどのような内容を扱っていますか?
A. 2020年国際オンラインラウンドテーブルの成果をまとめたもので、源氏物語を起点に「身」と「心」をキーワードとして、古代から近代に至る日本文学の軌跡を辿る研究成果が収録されています。
Q. 著者は誰ですか?
A. 著者は寺田澄江、陣野英則、木村朗子の各氏です。本書にはダニエル・ストリューヴ氏や渡部泰明氏など、多くの研究者による論考が「和歌における身と心の位相」などのテーマごとに収録されています。
Q. 出版社はどこですか?
A. 本書の出版社は青簡舎です。日本文学におけるジェンダー批評や哲学の視点など、多角的なアプローチによる専門的な論集となっています。詳細は楽天ブックスの商品ページでご確認ください。
Q. ISBNコードを教えてください。
A. 本書のISBNコードは9784909181350です。楽天ブックスでの商品検索や、正確な書籍情報の特定にご活用いただけます。
詳細を確認
「身」と「心」をキーワードに日本文学を縦断する、重厚な研究成果です。詳しい内容構成や各章の執筆者については、商品ページで内容紹介・著者情報を確認してから選ぶことをおすすめします。
気になった方は、下のボタンから商品ページで内容紹介・著者情報・出版社・発売日・版や形式を確認してみてください。

