講談社から2026年6月25日頃刊行予定の小林恭二著『三鬼』は、昭和初期の日本と南洋を舞台に、異能の俳人・西東三鬼の流転の運命を描く歴史エンターテインメント小説です。国家による言葉への弾圧が強まる時代、特高警察や日本陸軍、国際的な諜報機関が複雑に絡み合う中で、天才俳人の三鬼がどのように生き抜いたのか。史実とフィクションを巧みに織り交ぜ、スパイ映画や探偵小説のような展開で読者を惹きつけます。著者の17年ぶりの新作として、大きな注目を集めています。
三鬼の基本情報
| 書名 | 三鬼 |
|---|---|
| 著者 | 小林 恭二 |
| 出版社 | 講談社 |
| 発売日 | 2026年06月25日頃 |
| ISBN | 9784065437902 |
| ジャンル | 小説・エッセイ |
| 価格 | 2,750円(税込) |
| 楽天ブックス評価 | ★4.3(5件) |
三鬼はどんな本?
『三鬼』は、昭和15年(1940年)、俳句界が「京大俳句事件」により治安維持法違反で弾圧された時代を背景に、新興俳句のカリスマ・西東三鬼が辿る波乱万丈の運命を描いた小説です。史実とフィクションを融合させ、スパイ映画や探偵小説のようなスリリングな展開で、当時の日本と国際都市シンガポールを舞台に、特高警察や日本陸軍、さらにはインド独立運動やイギリス軍事情報部までが絡む壮大な逃走劇が繰り広げられます。国家が言葉を危険視し、弾圧を強める時代に、自由な精神を持つ三鬼がどのように立ち向かい、生き抜いたのか。その姿を通して、時代の転換点における人間の葛藤と抵抗を描き出します。
三鬼の内容と読みどころ
特徴1
史実とフィクションが融合した、スパイ映画のようなスリリングな展開。
特徴2
国家による言論弾圧という重い時代背景の中で、自由を求める俳人・西東三鬼の生き様。
特徴3
日本とシンガポールを舞台に、特高警察、陸軍、国際的な諜報機関が入り乱れる壮大な物語。
この本がおすすめの人
・歴史小説やスパイ小説がお好きな方 ・昭和初期の時代背景や「京大俳句事件」に興味がある方 ・自由な精神や個人の抵抗を描いた物語に惹かれる方 ・小林恭二氏の作品を初めて読む方、あるいは以前の作品を読んだことのある方
三鬼の評判・口コミ
『三鬼』は、高橋源一郎、穂村弘、円城塔といった著名な作家陣から絶賛の声が寄せられています。特に、異能の俳人・西東三鬼が戦争のさなかで経験した国家と言葉のせめぎ合いを描いた点が高く評価されています。読者からは、史実とフィクションの巧みな融合、スパイ映画のような展開、そして時代に翻弄されながらも自由を失わない主人公の姿が魅力的であるという感想が見られます。俳句に詳しくない読者でも楽しめる点や、国家による弾圧の恐ろしさと、それに抗う人間の姿に感銘を受けたという声もあります。
三鬼の著者情報
小林恭二氏は1957年、兵庫県生まれ。東京大学文学部卒業後、学習塾教師を経て作家活動を開始。1984年に「電話男」で海燕新人文学賞を受賞しデビューしました。1998年には『カブキの日』で三島由紀夫賞を受賞。人間の欲望や狂騒を描いた『ゼウスガーデン衰亡史』などの小説のほか、俳句や短歌に関する著書も多数執筆しています。専修大学文学部教授としても教鞭を執る傍ら、本作『三鬼』は17年ぶりの新作小説となります。
三鬼の出版社情報
講談社は、1909年創業の日本の大手総合出版社です。「おもしろくて、ためになる」を理念に、文芸書、コミック、雑誌、実用書、学術書など、幅広いジャンルの出版物を手がけています。特に小説やコミックに強みを持ち、『週刊少年マガジン』や『モーニング』などの人気雑誌、江戸川乱歩賞や野間文芸賞といった文学賞の主催でも知られています。近年はデジタルコンテンツや海外展開にも注力し、出版の枠を超えた多様な「ものがたり」を世界に届けています。
三鬼を購入する前に確認したい情報
発売日は2026年06月25日頃、ISBNは9784065437902です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。
三鬼の書評まとめ
『三鬼』は、激動の昭和初期を舞台に、実在の俳人・西東三鬼の生涯を大胆なフィクションで彩った意欲作です。歴史の重みとスリリングな物語展開、そして国家の圧力に屈しない人間の輝きを描き出しており、歴史小説ファンはもちろん、骨太なエンターテインメントを求める読者におすすめの一冊と言えるでしょう。

