農業に携わる人々にとって、農薬の適切な知識と防除技術は不可欠です。本書『農薬・防除便覧』は、2011年11月時点の全登録農薬を網羅し、その詳細な情報を提供する専門書として刊行されました。編者である米山伸吾氏と近岡一郎氏は、長年の研究と実務経験を持つ植物病理学の専門家であり、その知見が本書に凝縮されています。農薬の系統、成分、製剤ごとの分類から、適用対象や目的まで、多岐にわたる情報が体系的にまとめられており、農業現場での実践的な活用を支援する一冊です。
農薬・防除便覧の基本情報
| 書名 | 農薬・防除便覧 |
|---|---|
| 著者 | 米山伸吾/近岡一郎 |
| 出版社 | 農山漁村文化協会 |
| 発売日 | 2012年10月 |
| ISBN | 9784540081170 |
| ジャンル | ビジネス・経済・就職 |
| 価格 | 22,000円(税込) |
農薬・防除便覧はどんな本?
『農薬・防除便覧』は、2012年10月に農山漁村文化協会から出版された、農薬に関する総合的な便覧です。2011年11月2日時点の全登録農薬を対象に、系統(化合物、機能など)、成分名、製剤ごとに分類し、詳細な解説が加えられています。各農薬については、取扱会社、有効主成分と含有量、製剤毒性、魚毒性が明記されており、さらに適用対象となる作物や目的とする病害虫、雑草名などが収録されています。 本書は、従来の「農薬便覧10版」を8年ぶりに大改訂したもので、紙媒体とオンラインサービスを併用する新しいタイプの便覧として設計されています。 オンラインサービスでは、使用倍数や方法、使用期限といった最新の適用情報が提供され、農薬の安全な使用と情報更新をサポートします。 また、「作物別防除法」の収録品目も拡充され、一般作物から直売所で人気のマイナー作物まで幅広くカバーしている点が特徴です。
農薬・防除便覧の内容と読みどころ
特徴1
2011年11月時点の全登録農薬を網羅し、系統、成分名、製剤ごとに分類・解説しているため、最新かつ包括的な農薬情報を得られます。
特徴2
各農薬について、取扱会社、有効主成分、含有量、製剤毒性、魚毒性、適用対象(作物など)、目的(病害虫、雑草名など)といった詳細なデータが掲載されており、実践的な農薬選定に役立ちます。
特徴3
紙媒体の便覧と連動したオンラインサービスが提供され、使用倍数や方法、使用期限などの最新情報を確認できるため、安全かつ効率的な農薬利用が可能です。
この本がおすすめの人
この便覧は、農業に携わるプロフェッショナル、特に農薬の選定や使用に責任を持つ農業従事者や指導者におすすめです。また、農薬メーカーや研究機関の関係者にとっても、広範な農薬情報を体系的に把握するための貴重な資料となるでしょう。農業系の教育機関で学ぶ学生や、植物保護科学を専門とする研究者にとっても、基礎知識から最新情報までを網羅した参考書として活用できます。農薬の安全な使用と効率的な防除を目指すすべての人にとって、手元に置いておきたい一冊と言えます。
農薬・防除便覧の評判・口コミ
『農薬・防除便覧』は、農業関係者にとっての「決定版」とも評される専門性の高い書籍として認識されています。 多くの読者からは、全登録農薬が網羅され、成分や剤型ごとに詳細に分類・解説されている点が特に評価されています。 また、パソコンと連携したオンラインサービスによって最新の適用情報が確認できる点や、作物別の防除基準が充実している点も、実用性の高さとして支持されています。 専門書であるため、一般の読書レビューサイトでの言及は多くないものの、農業専門の書店や関連機関では、農薬選びの目安となる信頼性の高い情報源として重宝されている様子がうかがえます。 農業現場での安全かつ効果的な農薬使用をサポートするツールとして、その価値が広く認められています。
農薬・防除便覧の著者情報
本書の編者の一人である米山伸吾氏は、1931年東京都生まれの農学博士です。千葉大学園芸学部で植物病理学を専攻し、卒業後は茨城県園芸試験場や同県農業試験場で研究員、環境部長、首席研究員兼病虫部長などを歴任しました。 1992年まで茨城県の農業研究機関に勤務し、植物病害の防除に関する長年の研究経験を持っています。 また、(財)日本園芸生産研究所の理事も務めました。 もう一人の編者である近岡一郎氏は、1933年北海道生まれの農学博士です。北海道大学農学部を卒業後、神奈川県農業総合研究所で病虫科長や病害虫専門技術員を務め、現在は全農神奈川県本部の技術顧問(非常勤)として活躍しています。 両氏ともに、植物病理学および病害虫防除の分野で深い専門知識と豊富な実務経験を持つ研究者であり、本書の信頼性を高めています。
農薬・防除便覧の出版社情報
農山漁村文化協会(略称:農文協)は、1940年3月25日に創立された日本の出版社です。 「農家に学び、地域とともに」を活動の根幹に据え、農山漁村の文化向上に資する情報提供を続けています。 雑誌『現代農業』をはじめ、『季刊地域』『うかたま』などの定期刊行物のほか、農業技術大系、食文化に関する全集、絵本など多岐にわたる書籍を出版しています。 特に農業分野においては、専門性の高い実用書や研究書を数多く手掛けており、農業従事者や研究者からの信頼も厚いです。 本書『農薬・防除便覧』も、同協会の長年にわたる農業分野での出版実績と専門知識の蓄積を背景に刊行されており、その信頼性と網羅性が出版社の特色をよく表しています。
農薬・防除便覧を購入する前に確認したい情報
発売日は2012年10月、ISBNは9784540081170です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。
農薬・防除便覧の書評まとめ
『農薬・防除便覧』は、農業現場で農薬を扱う全ての人にとって、不可欠な情報源となる専門書です。最新の登録農薬情報から、その詳細な成分、適用作物、防除目的までを網羅しており、日々の農作業における農薬選定や安全管理に役立つでしょう。特に、紙媒体とオンラインサービスを組み合わせることで、常に最新の情報にアクセスできる点は、変化の速い農薬情報に対応する上で大きな強みとなります。専門的な内容ではありますが、農業の効率化と安全性を高めたいと考える方には、ぜひ検討していただきたい一冊です。

