【書評】ショパン全書簡 1831〜1835年|ゾフィア・ヘルマン/ズビグニェフ・スコヴロン/ハンナ・ヴルブレフスカ=ストラウス/関口 時正/重川 真紀/平岩 理恵|岩波書店

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ショパン全書簡 1831〜1835年 9784000613644 岩波書店 パッケージ画像

フレデリック・ショパンの若き日の足跡を、彼自身が綴った書簡から辿る貴重な一冊、『ショパン全書簡 1831〜1835年 パリ時代(上)』。ポーランドの専門家による厳密な校訂を経て、日本のポーランド文学・文化研究者チームが原典から翻訳したこの書簡集は、作曲家ショパンの人間性や当時の社会情勢を深く理解するための第一級資料です。パリでの新たな生活、友人との交流、そして病との闘いなど、多感な青春時代が鮮やかに描き出されています。

ショパン全書簡 1831〜1835年の基本情報

書名 ショパン全書簡 1831〜1835年
副題 パリ時代(上)
著者 ゾフィア・ヘルマン/ズビグニェフ・スコヴロン/ハンナ・ヴルブレフスカ=ストラウス/関口 時正/重川 真紀/平岩 理恵
出版社 岩波書店
発売日 2019年10月05日頃
ISBN 9784000613644
ジャンル エンタメ・ゲーム
価格 22,000円(税込)

ショパン全書簡 1831〜1835年はどんな本?

本書は、ショパンが故国ポーランドを離れ、パリで「亡命者」として新たな人生を歩み始めた1831年から1835年までの書簡を収録したものです。フランツ・リストやエクトル・ベルリオーズといった同時代の著名な音楽家たちとの交流、高まる名声と華やかな社交界での日々、そして亡命ポーランド人たちとの絆が描かれています。また、この時期に経験した最初の喀血や、幼なじみマリア・ヴォジンスカとの接近、両親との最後の再会など、彼の内面を深く知る上で重要な出来事が、豊富な注釈とともに原典訳で明らかにされます。ショパンが日記や評論を残さなかったため、彼の生涯や音楽観を知る上で、これらの書簡は極めて重要な資料と位置づけられています。

ショパン全書簡 1831〜1835年の内容と読みどころ

特徴1:ショパンのパリ初期の生活と内面

故国を離れてパリで活動を始めたショパンが、新しい環境で何を感じ、誰と交流し、どのように作曲家としての道を歩んだのか、その生の声が伝わります。

特徴2:同時代の著名人との交流

リストやベルリオーズといった当時の音楽界を彩る巨匠たちとの具体的な交友関係が、書簡を通して生き生きと描かれ、当時の芸術家たちのネットワークを垣間見ることができます。

特徴3:厳密な校訂と豊富な注釈

ポーランドの専門家による徹底した校訂と、日本の翻訳チームによる詳細な注釈が施されており、当時の歴史的・文化的背景を深く理解しながら読み進めることができます。

この本がおすすめの人

この本は、ショパンの音楽を深く愛し、その背景にある人間性や時代背景を知りたいと願う方におすすめです。また、19世紀前半のヨーロッパ音楽史や文化史に関心のある研究者や学生にとっても、貴重な一次資料として役立つでしょう。さらに、ポーランドの歴史や亡命者たちの心情に触れたい読者、そして、芸術家の苦悩と栄光に満ちた青春時代に共感したい方にも響く内容となっています。

ショパン全書簡 1831〜1835年の評判・口コミ

『ショパン全書簡』シリーズは、ショパン研究における決定版として、学術的な価値が非常に高く評価されています。特に、ポーランド語原典からの初の外国語訳(日本語版)である点が特筆され、ショパンの書簡が持つニュアンスを余すところなく伝えるものとして、日本のショパン愛好家や研究者から期待が寄せられています。 個別の読者レビューは多く見られませんが、その専門性と資料的価値から、音楽史やポーランド文化に関わる専門家や熱心な愛好家にとって不可欠な文献と認識されています。高価な書籍であるため、一般の読者よりも専門的な関心を持つ層に支持されている傾向が見られます。

ショパン全書簡 1831〜1835年の著者情報

本書の編者は、ワルシャワ大学史学部音楽学学科教授のゾフィア・ヘルマン氏、ズビグニェフ・スコヴロン氏、そして元フリデリク・ショパン博物館館長のハンナ・ヴルブレフスカ=ストラウス氏です。 日本語版の翻訳は、東京外国語大学名誉教授でポーランド文学・文化論の専門家である関口時正氏が代表を務め、重川真紀氏、平岩理恵氏らが担当しています。 関口時正氏は、ポーランド文化功労章やポーランド共和国功労勲章など数々の賞を受章し、2018年には『人形』の翻訳で読売文学賞を受賞しています。 平岩理恵氏はポーランド語通訳・翻訳家として、ショパン関連の書籍翻訳も手がけています。

ショパン全書簡 1831〜1835年の出版社情報

岩波書店は、1913年に岩波茂雄によって創業された日本の代表的な総合出版社です。 人文科学、社会科学、自然科学の学術書を基盤としつつ、岩波文庫や岩波新書といった普及書、啓蒙書、さらには『広辞苑』などの辞典まで、幅広い分野の書籍を刊行しています。 「労働は神聖である」「低く暮し、高く思う」という創業者の理念を掲げ、学問の成果を正確に伝え、時代の要請に応える出版活動を続けています。 本書のような専門性の高い音楽書も、同社の幅広い出版分野の一環として位置づけられています。

ショパン全書簡 1831〜1835年を購入する前に確認したい情報

発売日は2019年10月05日頃、ISBNは9784000613644です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。

ショパン全書簡 1831〜1835年の書評まとめ

『ショパン全書簡 1831〜1835年 パリ時代(上)』は、ショパンのパリでの初期の活動と内面に迫る、学術的価値の高い書簡集です。ポーランドの専門家による校訂と、日本のポーランド文学研究者チームによる丁寧な翻訳・注釈により、ショパンの生涯と作品を深く理解したい読者にとって、かけがえのない資料となるでしょう。専門的な内容と価格から、ショパン研究者や熱心な愛好家、あるいは19世紀ヨーロッパ文化に関心を持つ方々に特におすすめできる一冊です。

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