魔夜峰央氏による不朽のギャグ漫画『パタリロ!』は、1978年の連載開始以来、少女漫画誌の枠を超えて多くの読者を魅了し続けている作品です。本書『パタリロ!(54)』は、その長期にわたるシリーズの中の一冊として、1994年に白泉社から刊行されました。マリネラ王国の若き国王パタリロ・ド・マリネール8世が巻き起こす奇想天外な騒動を描き、ギャグ、SF、ミステリー、ホラーといった多様なジャンルを横断する独特の世界観が特徴です。長年のファンはもちろん、シリーズの奥深さに触れたい読者にとっても、その魅力の一端を垣間見ることができるでしょう。
パタリロ!(54)の基本情報
| 書名 | パタリロ!(54) |
|---|---|
| 著者 | 魔夜峰央 |
| 出版社 | 白泉社 |
| 発売日 | 1994年07月19日頃 |
| ISBN | 9784592124542 |
| シリーズ | 花とゆめコミックス |
| ジャンル | 漫画(コミック) |
| 価格 | 471円(税込) |
| 楽天ブックス評価 | ★4.0(1件) |
パタリロ!(54)はどんな本?
『パタリロ!』は、バミューダ=トライアングルの中心に位置する架空の島国、マリネラ王国を舞台に、天才的な頭脳と破天荒な行動力を持つ国王パタリロ・ド・マリネール8世が主人公のギャグ漫画です。英国秘密情報部のバンコラン少佐やその愛人マライヒ、そして忠実なタマネギ部隊を巻き込みながら、宝石を巡る事件や国際的な陰謀、時にはオカルト的な出来事まで、あらゆるジャンルの騒動が展開されます。基本的には一話完結形式で、ブラックユーモアや耽美的な要素が織り交ぜられた独特のギャグセンスが持ち味です。54巻では「ゴキブリのような生命力のパタちゃん」とゴキブリとの奇妙な友情(?)が描かれる「幽ゴキ連」など、複数の短編が収録されており、パタリロの尽きることない活躍が楽しめます。
パタリロ!(54)の内容と読みどころ
特徴1
マリネラ国王パタリロの予測不能な行動と、彼を取り巻く個性豊かなキャラクターたちが織りなすシュールでテンポの良いギャグが満載です。
特徴2
SF、ミステリー、ホラー、オカルト、そしてBL要素まで、多岐にわたるジャンルを巧みに融合させたストーリー展開は、読者を飽きさせません。
特徴3
魔夜峰央氏独特の耽美的な絵柄と、時にブラックユーモアを交えながらも、どこか愛らしいキャラクター造形が作品世界に深みを与えています。
この本がおすすめの人
この本は、シュールなギャグやブラックユーモアを好む方に特におすすめです。また、少年漫画と少女漫画の枠にとらわれない、ジャンルミックスな作品世界に魅力を感じる読者にも響くでしょう。個性的なキャラクターたちの織りなす人間模様や、長期連載ならではの奥深い世界観を楽しみたい方、そして耽美的な要素や独特の美意識が散りばめられた作品を探している方にも適しています。パタリロの奇抜な発想と行動力に、きっと引き込まれるはずです。
パタリロ!(54)の評判・口コミ
『パタリロ!』シリーズは、1978年の連載開始以来、少女漫画界屈指の長寿作品として、多くの読者から根強い支持を得ています。その評判は、独特のギャグセンスと、バンコランやマライヒといった魅力的なキャラクター造形に集約されます。読者からは、テンポの良いギャグと、SF、ミステリー、ホラーなど多様なジャンルが融合したストーリー展開が評価されており、「中毒性がある」という声も聞かれます。また、まだ「BL」という言葉が一般的でなかった時代から、美形男性キャラクター間の関係性を描いてきた「BLの先駆け」としても認識されており、その文化的インパクトは大きいと言えるでしょう。アニメ化や舞台化、実写映画化もされており、幅広い層にその名が知られています。
パタリロ!(54)の著者情報
魔夜峰央(まや みねお)氏は、1953年新潟県生まれの漫画家です。1973年に『見知らぬ訪問者』でデビュー後、当初は怪奇・ミステリー作品を手がけていましたが、1978年に『ラシャーヌ!』と『パタリロ!』の連載を開始し、ギャグ漫画家としての地位を確立しました。代表作は『パタリロ!』のほか、2015年に再注目され2019年には実写映画化もされた『翔んで埼玉』があります。独特の耽美的な作風と、宝石や妖怪に関する深い知識を作品に落とし込むことで知られています。2019年には『パタリロ!』で第28回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞しており、その長年の功績が評価されています。
パタリロ!(54)の出版社情報
白泉社は、1973年12月1日に集英社から枝分かれする形で設立された日本の出版社です。1975年5月には漫画単行本レーベル『花とゆめコミックス』を創刊し、出版事業を本格的に開始しました。社名には「泉のごとく申(白)す」という願いが込められており、清冽な泉のように湧き出る「ことば」で人々の心を癒やし感動させる出版社でありたいという思いが込められています。少女漫画誌『花とゆめ』『LaLa』『MELODY』、青年漫画誌『ヤングアニマル』などを刊行し、『パタリロ!』をはじめ、『3月のライオン』や『夏目友人帳』など、数多くの人気作品を世に送り出しています。近年では電子出版やメディアミックス、海外展開にも力を入れています。
パタリロ!(54)を購入する前に確認したい情報
発売日は1994年07月19日頃、ISBNは9784592124542です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。
パタリロ!(54)の書評まとめ
『パタリロ!(54)』は、魔夜峰央氏の代表作である長期連載ギャグ漫画の魅力が凝縮された一冊です。マリネラ国王パタリロの破天荒な言動と、バンコラン、マライヒといった個性的なキャラクターたちが織りなす物語は、シュールな笑いと独特の耽美的な世界観を求める読者に深く刺さるでしょう。ギャグだけでなく、ミステリーやSF、ホラーといった要素も楽しめるため、一筋縄ではいかない物語を好む方におすすめです。長年のファンはもちろん、この機会に『パタリロ!』の世界に足を踏み入れてみたい方も、ぜひ手に取ってみてください。

