翻訳家・向井和美氏が、無期受刑者との往復書簡を通して、本が持つ力と人間再生の可能性を探求した『ふたりの読書会』。本書は、元学校図書館司書でもある向井氏が、服役中の受刑者から届いた一通の手紙をきっかけに始まった、稀有な魂の交流の記録です。検閲済みの印が押された手紙には、深い悔恨と切実な願いが綴られていました。本との出会いが人生をどう変えうるのか、そして「償い」とは何かを問いかける本書は、2026年5月に岩波書店から刊行されました。
ふたりの読書会の基本情報
| 書名 | ふたりの読書会 |
|---|---|
| 副題 | 無期受刑者との本をめぐる往復書簡 |
| 著者 | 向井 和美 |
| 出版社 | 岩波書店 |
| 発売日 | 2026年05月01日頃 |
| ISBN | 9784000617604 |
| ジャンル | 本(すべて) |
| 価格 | 2,420円(税込) |
| 楽天ブックス評価 | ★4.2(20件) |
ふたりの読書会はどんな本?
『ふたりの読書会』は、翻訳家である向井和美氏が、無期受刑者である大矢章市さん(仮名)との手紙のやり取りをまとめた書籍です。きっかけは、大矢さんから向井氏に届いた「こんな私でも参加させていただけるような読書会はないでしょうか」という一通の手紙でした。幼少期からの虐待や自身の犯した罪に苦悩してきた大矢さんは、本との出会いを通して自己の弱さや無知を自覚し、償いについて深く考えるようになります。本書では、二人が選んだ書籍について交わされる真摯で深い対話が描かれており、本が人の内面をどう変容させうるのか、そして人間再生の可能性を示唆しています。書評では、受刑者の言葉の深さや、対話を通して自己を発見していくプロセスが感動的だと評されています。
ふたりの読書会の内容と読みどころ
特徴1
無期受刑者からの手紙をきっかけに始まった、翻訳家と受刑者による魂の交流。
特徴2
本を通して自己の罪と向き合い、償いについて深く考察する受刑者の姿。
特徴3
書簡での対話を通して、人間再生の可能性と本の持つ力を描く。
この本がおすすめの人
本書は、読書が人の人生に与える影響の大きさに興味がある方におすすめです。また、罪や償いといったテーマについて深く考えたい方、人間の内面的な変化や再生のプロセスに関心がある方にも響くでしょう。さらに、手紙というアナログなコミュニケーションから生まれる深い対話に触れたい方や、翻訳家・向井和美氏のこれまでの著作に親しんできた方にも手に取っていただきたい一冊です。
ふたりの読書会の評判・口コミ
『ふたりの読書会』は、多くの読者からその真摯で深い対話が感動を呼ぶと評価されています。受刑者の言葉の深さや、本を通して自己の罪と向き合い、償いについて考察していく姿に心を打たれるという感想が多く見られます。書評では、本が人の内面をどう変容させうるのか、そして人間再生の可能性を示唆する本書のテーマ性が高く評価されています。また、著者の向井和美氏が長年続けている読書会への愛情や、受刑者との往復書簡という形式自体が、対話の力を感じさせるといった声もあります。
ふたりの読書会の著者情報
向井和美氏は翻訳家であり、元学校図書館司書です。早稲田大学第一文学部を卒業後、翻訳家として活動する傍ら、長年読書会を続けてきました。著書に『読書会という幸福』があり、本書は『プリズン・ブック・クラブ コリンズ・ベイ刑務所読書会の一年』などの翻訳を手がけた経験も活かされています。学校図書館司書としての経験も、本書の内容に深みを与えています。
ふたりの読書会の出版社情報
岩波書店は、1913年創業の日本の総合出版社です。人文科学、社会科学、自然科学の幅広い分野で、学術書から文庫、新書、児童書、辞典まで多岐にわたる出版物を刊行しています。特に「岩波文庫」「岩波新書」は広く知られ、質の高い知と文化を届けることを使命としています。本書は、岩波書店が刊行する人文・社会科学書の一つとして、社会的なテーマに深く切り込む作品を送り出しています。
ふたりの読書会を購入する前に確認したい情報
発売日は2026年05月01日頃、ISBNは9784000617604です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。
ふたりの読書会の書評まとめ
『ふたりの読書会』は、本が持つ癒やしと再生の力を静かに、しかし力強く描き出した一冊です。受刑者と翻訳家という、通常は交わることのない二人が、書簡を通して本について語り合うことで深めていく人間的な繋がりは、多くの読者に感動を与えるでしょう。読書体験や、人間の内面的な変化に関心のある方におすすめしたい作品です。

