【書評】方舟|夕木 春央|講談社

本ページはプロモーションが含まれています
方舟 9784065358542 講談社 パッケージ画像

2022年に「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門1位を獲得し、数々の文学賞にノミネートされた話題作『方舟』が、2024年8月に講談社文庫から刊行されました。著者の夕木春央氏は、宗教2世という特殊な家庭環境で育ち、幼少期から読書に親しんできた異色の経歴を持つ作家です。2019年にメフィスト賞を受賞しデビュー後、『サーカスから来た執達吏』を経て、本作で現代ミステリーの新たな可能性を切り拓きました。本作は、極限状況下での人間心理と倫理観を問う、読者に衝撃を与える作品として注目されています。

方舟の基本情報

書名 方舟
著者 夕木 春央
出版社 講談社
発売日 2024年08月09日
ISBN 9784065358542
シリーズ 講談社文庫
ジャンル 文庫
価格 913円(税込)
楽天ブックス評価 ★4.2(2356件)

方舟はどんな本?

『方舟』は、友人と従兄と共に訪れた山奥の地下建築で、偶然出会った家族と一夜を過ごすことになった柊一が、予期せぬ地震により閉じ込められることから始まる物語です。脱出不可能な状況下で、さらに殺人が発生。タイムリミットが迫る中、「犯人を犠牲にすれば脱出できる」という極限の選択を迫られる登場人物たちの姿が描かれます。本作は、古典的なクローズドサークルミステリーの枠組みを用いながらも、現代的なテーマと衝撃的な結末で読者を惹きつけます。夕木春央氏が「ミステリー好きに向けたものを」と意図して執筆した本作は、前提知識なしでも楽しめるエンターテイメント性の高さも魅力です。

方舟の内容と読みどころ

特徴1

閉鎖空間での極限状況下で展開される、緊迫感あふれる謎解き。

特徴2

「犯人を犠牲にすれば脱出できる」という究極の選択を迫られる人間ドラマ。

特徴3

読者の予想を裏切る、衝撃的で賛否両論を呼ぶ驚愕の結末。

この本がおすすめの人

本作は、どんでん返しや衝撃的な結末を好むミステリーファンに特におすすめです。また、極限状況下での人間の心理や倫理観について深く考えたい読者にも響くでしょう。古典的なクローズドサークルミステリーの要素を楽しみつつ、現代的なテーマ性や斬新な展開を求める読者にも手に取っていただきたい一冊です。読後、モヤモヤとした感情や考察が残る作品を歓迎する方にも適しています。

方舟の評判・口コミ

★★★★ 4.2 (2356レビュー)

『方舟』は、発売以来、多くの読書家から絶賛の声が寄せられています。「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門1位をはじめ、各種ミステリーランキングで上位にランクインし、第44回吉川英治文学新人賞、第20回本屋大賞、第23回本格ミステリ大賞(小説部門)候補にも挙がるなど、高い評価を得ています。読者レビューでは、その衝撃的な結末に驚愕する声が多く、「エピローグはむしろ本編の延長で、その後に本当のエピローグがあるんじゃないの?」といった感想も見られます。また、「犯人が誰か分かった時も『ウソだろ…』となったが、それを超える衝撃が待っていようとは思ってもみなかった」という声や、「物語として展開がイマイチで中弛み……。緊張感が伝わってこなかった。ラストは少し驚いたが、前評判が高すぎて期待しすぎだった……。」といった意見もあり、読後感には個人差があるようです。

方舟の著者情報

夕木春央(ゆうき・はるお)氏は1993年生まれの日本の推理作家です。幼少期に特殊な家庭環境で育ち、読書を通じて物語の世界に親しんできました。2019年に「絞首商会の後継人」で第60回メフィスト賞を受賞し、同作を改題した『絞首商會』でデビュー。その後、『サーカスから来た執達吏』を経て、2022年発表の『方舟』が「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門1位を獲得するなど、大きな注目を集めました。現代ミステリーの新たな可能性を切り拓く作家として、今後の活躍が期待されています。

方舟の出版社情報

講談社は、1909年創業の日本の大手総合出版社です。「おもしろくて、ためになる」を企業理念に掲げ、文芸書、コミック、雑誌、実用書、学術書など、幅広いジャンルの出版物を手がけています。特に小説やコミックに強みを持ち、数々の話題作を生み出しています。近年では、電子書籍やデジタルコンテンツ、海外展開にも注力しており、多様な「ものがたり」を世界に届けることを目指しています。本作『方舟』も、講談社の文芸レーベルである講談社文庫から刊行されています。

方舟を購入する前に確認したい情報

発売日は2024年08月09日、ISBNは9784065358542です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。

方舟の書評まとめ

『方舟』は、極限状況下での人間心理と倫理観を鋭く問いかける、衝撃的な結末が話題のミステリー小説です。どんでん返しや予想外の展開を求める読者、そして読後も深く考えさせられるような作品を好む方におすすめできます。古典的なクローズドサークルミステリーの枠組みに、現代的なテーマと斬新な仕掛けが施された本作は、ミステリーファンならずとも手に取る価値のある一冊と言えるでしょう。

タイトルとURLをコピーしました