【書評】鈴木春信大全|小林 忠|小学館

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鈴木春信大全 9784096824313 小学館 パッケージ画像

江戸時代中期に「錦絵」と呼ばれる多色摺り浮世絵を確立し、一世を風靡した絵師、鈴木春信。その画業の全貌に迫る決定版画集が、浮世絵研究の第一人者である小林忠氏の監修により小学館から刊行されました。本書は、春信の主要作品161点を厳選し、最新のデジタル印刷技術を駆使して、その繊細な色彩と超絶技巧を現代に蘇らせています。 浮世絵ファンはもちろん、日本の美意識に関心のある読者にとって、春信の世界を深く味わうための貴重な一冊となるでしょう。

鈴木春信大全の基本情報

書名 鈴木春信大全
著者 小林 忠
出版社 小学館
発売日 2023年06月15日
ISBN 9784096824313
ジャンル ホビー・スポーツ・美術
価格 60,500円(税込)

鈴木春信大全はどんな本?

『鈴木春信大全』は、江戸時代中期に活躍した浮世絵師・鈴木春信の主要作品161点を収録した豪華画集です。浮世絵研究の権威である小林忠氏が厳選した作品群は、春信の画業を語る上で欠かせないキーワードに基づき、6つの章に分けて紹介されています。 本書最大の魅力は、B4判という大判サイズを活かし、作品の多くを原寸大で掲載している点です。 さらに、空摺やきめ出しといった浮世絵特有の超絶技巧や細部の描き込みを堪能できるよう、拡大図版も豊富に収録。 一般の書籍では珍しい最先端のデジタル印刷技術を採用することで、春信作品が持つやわらかく洗練された色合いや和紙の質感が忠実に再現されており、まるで実物を手元で鑑賞しているかのような体験を提供します。

鈴木春信大全の内容と読みどころ

特徴1

厳選された主要作品161点を、B4判の大判でほとんど原寸大で鑑賞できるため、春信作品の全体像と細部を深く味わえます。

特徴2

空摺やきめ出しといった浮世絵の超絶技巧や、着物の柄、小道具などの細部を拡大図版でじっくりと確認でき、肉眼では見えにくい職人技の妙を堪能できます。

特徴3

浮世絵研究の第一人者である小林忠氏による詳細な解説が全作品に付されており、作品に隠された「見立絵」などの知的センスや遊び心、仕掛けを読み解く楽しみが深まります。

この本がおすすめの人

この本は、浮世絵、特に鈴木春信の作品に深い関心を持つ方におすすめです。また、日本の伝統美術や江戸文化の奥深さに触れたい方、高精細な図版で美術作品をじっくり鑑賞したい方にも適しています。さらに、美術史研究者や浮世絵の彫り・摺りの技術に関心のある専門的な読者にとっても、貴重な資料となるでしょう。

鈴木春信大全の評判・口コミ

『鈴木春信大全』は、その豪華な装丁と内容から、浮世絵愛好家や美術関係者から高い注目を集めています。特に、最新のデジタル印刷技術による色彩の再現性や、B4判という大判で多くの作品が原寸大で掲載されている点が高く評価されています。 また、小林忠氏による詳細な解説が、作品の背景や隠された意味を深く理解する助けになるとの声が見られます。 空摺やきめ出しといった浮世絵特有の技巧を拡大図版で確認できる点も、鑑賞の楽しみを深める要素として好評です。 一方で、高価格帯であるため、購入を検討する際にはその価値と内容を慎重に比較検討する読者もいるようです。

鈴木春信大全の著者情報

小林忠氏は、1941年東京都生まれの美術史学者で、学習院大学名誉教授、国際浮世絵学会名誉会長、『國華』元主幹を務めるなど、江戸時代絵画、特に浮世絵研究の第一人者として知られています。 東京大学文学部美術史学科を卒業後、東京国立博物館や名古屋大学を経て、学習院大学文学部哲学科教授を歴任しました。 1983年には『江戸絵画史論』でサントリー学芸賞を受賞し、1999年から2012年まで千葉市美術館館長、2013年から2025年2月まで岡田美術館館長を務めました。 著書に『江戸絵画史論』、『江戸の画家たち』、『江戸浮世絵を読む』など多数あり、浮世絵に関する画集の編纂や監修も多く手掛けています。 本書『鈴木春信大全』は、長年にわたる春信研究の集大成ともいえる一冊です。

鈴木春信大全の出版社情報

小学館は、1922年8月8日に創業した日本の総合出版社です。 創業当初は小学生向けの教育図書出版を主業務としていましたが、現在は児童学習誌、コミック誌(『コロコロコミック』『少年サンデー』など)、ファッション誌、情報誌など幅広いジャンルの雑誌を刊行しています。 書籍分野では、図鑑(『小学館の図鑑NEO』シリーズ)、辞書、百科事典といった教育分野に強みを持つほか、小説、実用書、アート、歴史など多様な一般書籍も手掛けています。 出版を軸に、デジタルコンテンツ制作、映像プロデュース、イベント事業など、多角的な事業展開を進めており、「次の100年」を見据えた革新的な取り組みにも積極的です。 『鈴木春信大全』は、同社が長年培ってきた美術書出版のノウハウと、最新の印刷技術を融合させた、豪華な美術書として位置づけられます。

鈴木春信大全を購入する前に確認したい情報

発売日は2023年06月15日、ISBNは9784096824313です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。

鈴木春信大全の書評まとめ

『鈴木春信大全』は、浮世絵師・鈴木春信の魅力を高精細な図版と詳細な解説で深く掘り下げた、まさに「大全」の名にふさわしい一冊です。小林忠氏の監修による信頼性の高い内容と、最新デジタル印刷による作品再現度は、春信作品を愛する人々にとって決定版となるでしょう。高価格帯ではありますが、その品質と情報量、そして美術品としての価値を考慮すれば、浮世絵鑑賞の質を高めたい読者にとって、購入を検討する価値のある書籍と言えます。

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