茶道において、茶席を彩る重要な要素である茶花。その奥深い世界を網羅した大辞典が、淡交社創立65周年を記念して『茶花大事典新版』として刊行されました。日本の園芸学の第一人者である塚本洋太郎氏が監修を務めた本書は、旧版『原色茶花大事典』を全面的に刷新し、茶花約1800種を美しい図版とともに紹介しています。茶道の愛好家はもちろん、日本の植物文化や伝統美に関心を持つ方にとって、必携の一冊となるでしょう。
茶花大事典新版の基本情報
| 書名 | 茶花大事典新版 |
|---|---|
| 著者 | 塚本洋太郎 |
| 出版社 | 淡交社 |
| 発売日 | 2014年02月18日頃 |
| ISBN | 9784473038876 |
| ジャンル | ホビー・スポーツ・美術 |
| 価格 | 22,000円(税込) |
茶花大事典新版はどんな本?
本書は、茶席で季節を感じ、茶花をより深く楽しむための「茶花の大百科事典」です。旧版『原色茶花大事典』を上下巻の2冊に分冊し、装いを新たに刊行されました。近年の茶会記に基づき約200種が追加され、総項目数は約1800種に及んでいます。図版も新規撮影写真に大幅に入れ替えられ、花々の新たな表情を一層楽しめるよう工夫されています。また、花入に入れられた茶花の茶席での姿を紹介する「茶席の花」や、椿と木槿の特集、紅葉や実もの、似た花の見分け方といった実用的なページも充実。茶花を扱う上での準備や花入の扱いを解説する「茶花の心得」に加え、最新の植物学研究成果を取り入れた付録ページも設けられ、専門的な知識から実践的な情報まで幅広く網羅しています。 [4, 10]
茶花大事典新版の内容と読みどころ
特徴1
約1800種もの茶花を網羅し、近年の茶会記に基づいた約200種が追加された圧倒的な情報量と、新規撮影された美しい図版で、茶花の多様な魅力を視覚的にも深く味わえます。 [4, 10]
特徴2
「茶席の花」の紹介や「茶花の心得」といった実用的なコンテンツが充実しており、茶花を実際に生ける際の参考になるだけでなく、茶道の精神性や美意識を学ぶ上でも役立ちます。 [4, 10]
特徴3
花入の種類や植物・園芸用語集、葉や花の形と構造、繁殖方法といった植物学的な解説も付録として収録されており、茶花を多角的に理解するための専門知識も得られます。 [4, 10]
この本がおすすめの人
この本は、茶道を深く学び、茶花を通して季節の移ろいや日本の美意識を感じたい方に特におすすめです。また、茶花の種類や生け方について網羅的な知識を求める茶道の実践者や研究者にも有用でしょう。さらに、園芸や植物学に関心があり、茶花という特定の分野から日本の植物文化を深く探求したい方、あるいは美しい植物図鑑として鑑賞したい方にも適しています。茶席の準備や花選びに役立つ実用書としても、長く手元に置きたい一冊となるでしょう。
茶花大事典新版の評判・口コミ
『茶花大事典新版』は、その前身である『原色茶花大事典』が毎日出版文化賞特別賞を受賞していることからも、その内容の質の高さがうかがえます。 [5] 新版では、項目数が約1800種に増え、図版も新規撮影写真に大幅に入れ替えられたことで、より充実した内容になっていると評価されています。 [4, 10] 読者からは、茶花に関する情報が網羅されており、茶道の実践に役立つという声が見られます。特に、茶席での花の姿や茶花の心得といった実用的な解説が好評で、専門家から愛好家まで幅広い層に支持されているようです。 [4, 10, 15] 高価な専門書であるため、購入者はその価値を十分に理解し、期待を持って手に取っている傾向が見受けられます。
茶花大事典新版の著者情報
本書の監修者である塚本洋太郎(つかもと ようたろう、1912-2005)氏は、日本の著名な園芸学者であり、京都大学名誉教授です。花卉園芸学を専門とし、草花や花木、その他の観賞植物の研究を通じて、花卉園芸学を学問として体系化した第一人者として知られています。 [1] 京都帝国大学農学部を卒業後、京都大学教授などを歴任し、日本農学会賞、勲三等旭日中綬章、京都府文化賞など数々の栄誉に輝きました。 [1] 著書には『花卉汎論』や『園芸植物図鑑』など多数あり、本書の旧版にあたる『原色茶花大事典』も監修しています。 [1, 11] その深い学識と長年の研究が、本書の信頼性と専門性を支えています。
茶花大事典新版の出版社情報
淡交社は、1949年(昭和24年)に京都で設立された出版社です。 [5, 16] 茶道裏千家十四世淡々斎家元の次男である納屋嘉治氏が、裏千家の機関誌「淡交」を刊行するために創業しました。 [5] 「出版を通じてより美しく価値あるものの創造に努力する」を社是とし、日本の総合文化体系である茶道を軸に、歴史、宗教、美術、工芸、建築、庭園など、幅広い分野の出版を手がけています。 [2, 3, 6] 出版事業のほかにも、茶室・茶庭の設計・施工、茶道具や和装品の企画・販売、カルチャー教室の運営など、多岐にわたる事業を展開し、茶道を中心とした日本文化の情報発信に努めています。 [3, 6, 8] 本書は、同社が長年培ってきた茶道文化に関する専門知識と実績の集大成と言えるでしょう。
茶花大事典新版を購入する前に確認したい情報
発売日は2014年02月18日頃、ISBNは9784473038876です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。
茶花大事典新版の書評まとめ
『茶花大事典新版』は、茶花に関する網羅的な情報と美しい図版が魅力の、まさに「茶花の大百科事典」と呼ぶにふさわしい一冊です。茶道の稽古に励む方や、茶席をより豊かに演出したいと考える方にとって、茶花の知識を深め、実践に活かすための invaluable な資料となるでしょう。また、日本の伝統文化や植物学に関心を持つ方にとっても、その深い内容と美しい装丁は、知的好奇心を満たすとともに、鑑賞の喜びを与えてくれるはずです。専門性と実用性を兼ね備えた本書は、長く愛用できる価値ある一冊として、多くの読者に検討されることでしょう。

