本書『博物館・美術館の世界史 1(全3巻)古代〜18世紀 誕生と進化の時代』は、人類が「蒐集」という行為を始めてから3000年にわたる壮大な歴史を紐解く、画期的な研究書です。ポーランド出身の歴史学者クシシトフ・ポミアン氏が30年をかけてまとめ上げた原著を、博物館学の専門家である水嶋英治氏が翻訳し、古代ローマ史研究の第一人者である本村凌二氏が解説を担当しています。単なる施設の歴史に留まらず、蒐集が個人の宝物から権力の象徴、そして公共の文化施設へと変遷していく過程を、政治・社会・文化の多角的な視点から考察しています。
博物館・美術館の世界史 1(全3巻)の基本情報
| 書名 | 博物館・美術館の世界史 1(全3巻) |
|---|---|
| 副題 | 古代〜18世紀 誕生と進化の時代 |
| 著者 | クシシトフ・ポミアン/水嶋英治/本村 凌二 |
| 出版社 | 東京堂出版 |
| 発売日 | 2023年12月12日頃 |
| ISBN | 9784490210873 |
| ジャンル | 本(すべて) |
| 価格 | 22,000円(税込) |
| 楽天ブックス評価 | ★0.0(1件) |
博物館・美術館の世界史 1(全3巻)はどんな本?
本書は、全3巻からなる『博物館・美術館の世界史』の第1巻にあたり、古代から18世紀までの「誕生と進化の時代」に焦点を当てています。人類が古さや稀少性、美しさに惹かれて物を集め始めた初期の個人コレクションから、それが財力の誇示、権力の象徴、さらには政治思想の反映へと発展し、最終的に一般市民に開かれた社会・文化・教育に貢献する公共施設となるまでの道のりを描いています。古代ギリシア・ローマ、中国、ヨーロッパ、ロシア、トルコ、日本、アメリカと幅広い地域を網羅し、これまでの博物館史では記述が少なかった古代・中世についても500ページ以上を割いて詳細に解説している点が特長です。
博物館・美術館の世界史 1(全3巻)の内容と読みどころ
特徴1
人類の「蒐集」の歴史を3000年にわたり、古代から公共施設としての博物館・美術館が誕生するまでの壮大な変遷を追体験できます。
特徴2
古代ギリシア・ローマや中国から日本、アメリカまで、世界各地の幅広い地域を網羅しており、多様な文化圏における蒐集のあり方を比較検討できます。
特徴3
原書総ページ数2170ページという膨大な情報量に加え、詳細な索引が付属しているため、レファレンス資料としても活用できる学術的価値の高さが魅力です。
この本がおすすめの人
この本は、博物館学や美術館学、文化遺産学を専門とする研究者や学生はもちろんのこと、歴史学、美術史、文化史に関心のある方々に特におすすめです。また、世界の多様な文化や社会における「蒐集」という行為の意義を深く理解したい方、博物館や美術館がどのようにして現代の姿になったのかを知りたい方にも適しています。専門的な内容ながらも、人類の文化活動の根源に触れる壮大な物語として、知的好奇心を刺激されるでしょう。
博物館・美術館の世界史 1(全3巻)の評判・口コミ
『博物館・美術館の世界史 1』は、その学術的な深さと網羅性において高い評価を受けています。特に、これまで手薄だった古代・中世における博物館史の記述が500ページ以上にわたって詳細に展開されている点が、専門家から注目されています。 多くのレビューでは、クシシトフ・ポミアン氏が30年をかけて執筆した原著の膨大な情報量と、それが多角的な視点からまとめられていることに言及が見られます。 また、水嶋英治氏による翻訳と、本村凌二氏による解説が、難解なテーマを理解する上で助けになると評価する声も確認できます。 楽天ブックスでは現時点でレビューが1件と少ないものの、その内容は本書の学術的価値を肯定するものです。
博物館・美術館の世界史 1(全3巻)の著者情報
著者のクシシトフ・ポミアン氏は、1934年ワルシャワ生まれの歴史学者です。フランス国立科学研究センター(CNRS)に勤務し、社会科学高等研究院(EHESS)などで教鞭をとってきました。現在はCNRSの名誉研究ディレクターなどを務め、博物館とコレクションの世界史に関して100を超える論文を発表しています。邦訳された著書に『コレクション――趣味と好奇心の歴史人類学』などがあります。 訳者の水嶋英治氏は、1956年横浜生まれ。長崎歴史文化博物館館長であり、日本ミュージアム・マネージメント学会会長も務める博物館学・文化遺産学の専門家です。筑波大学図書館情報メディア系教授を歴任し、多くの博物館学関連の著作や翻訳を手がけています。 解説の本村凌二氏は、1947年熊本県生まれの古代ローマ史研究者で、東京大学名誉教授です。一橋大学社会学部を卒業後、東京大学大学院で学び、東京大学教養学部教授などを務めました。『薄闇のローマ世界』でサントリー学芸賞、『馬の世界史』でJRA賞馬事文化賞を受賞するなど、数々の業績があります。
博物館・美術館の世界史 1(全3巻)の出版社情報
東京堂出版は、1890年(明治23年)に創業し、翌年から出版業を開始した歴史ある出版社です。 「限りなく広がる知識の世界」を標榜し、日本語学、歴史、文学、社会科学、自然科学、芸術など多岐にわたる分野で専門性の高い辞典・事典類、学術書、教養書を数多く刊行しています。 特に「辞書の東京堂」として独自の地位を築いており、本書『博物館・美術館の世界史』も、同社の学術書・教養書出版の伝統を継ぐ一冊と言えるでしょう。
博物館・美術館の世界史 1(全3巻)を購入する前に確認したい情報
発売日は2023年12月12日頃、ISBNは9784490210873です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。
博物館・美術館の世界史 1(全3巻)の書評まとめ
『博物館・美術館の世界史 1』は、人類の「蒐集」という行為が、いかにして現代の博物館・美術館へと発展していったのかを、壮大なスケールで解き明かす学術書です。単なる事実の羅列ではなく、政治、社会、文化といった多角的な視点からその変遷を考察しており、博物館や美術館の役割、そして文化のあり方について深く考えるきっかけを与えてくれます。専門的な内容でありながら、人類の歴史と文化に興味を持つ幅広い読者にとって、新たな知見と発見をもたらす一冊となるでしょう。

