日本建築史研究の貴重な基礎資料として知られる『日本建築史基礎資料集成』。本書『国宝・中世日本の仏堂』は、その中でも未公刊であった「仏堂V」のために執筆・収集された資料を、装いを新たに刊行するものです。日本の建築史学を牽引してきた清水擴氏、藤井恵介氏が編集を務め、故・伊藤延男氏が監修に名を連ねるという、まさに日本建築史研究の第一人者たちが集結した一冊。中世日本の仏堂建築の奥深さに迫る、専門性の高い内容が期待されます。
国宝・中世日本の仏堂の基本情報
| 書名 | 国宝・中世日本の仏堂 |
|---|---|
| 著者 | 清水擴/藤井恵介/伊藤延男 |
| 出版社 | 中央公論美術出版 |
| 発売日 | 2025年03月18日頃 |
| ISBN | 9784805509968 |
| ジャンル | 科学・技術 |
| 価格 | 28,600円(税込) |
国宝・中世日本の仏堂はどんな本?
本書は、日本建築史研究において長年活用されてきた『日本建築史基礎資料集成』の一部として、これまで未公刊だった「仏堂V」の資料を基に編纂されました。中世に創建された和様色の強い代表的な仏堂10件と、近世前期に再建された平安時代からの大寺院の仏堂3件、合わせて13棟の国宝仏堂を詳細に紹介しています。専門家による学術的な解説に加え、豊富な写真と精緻な図面が収録されており、各仏堂の構造や様式、歴史的背景を深く理解するための基礎資料となるでしょう。単なる建築物の紹介に留まらず、日本建築史における仏堂の位置づけや変遷を考察する上で不可欠な内容となっています。
国宝・中世日本の仏堂の内容と読みどころ
特徴1
『日本建築史基礎資料集成』の未公刊資料「仏堂V」を初めて世に送り出すものであり、長年の研究成果が結実した貴重な学術資料としての価値が非常に高い点です。
特徴2
中世に創建された和様建築の代表的な仏堂10件に加え、平安時代に起源を持ち近世に再建された大寺院の仏堂3件を含む、計13棟の国宝仏堂を網羅的に取り上げている点です。
特徴3
各仏堂について、専門家による詳細な学術解説に加え、多数の写真と精緻な図面が収録されており、視覚的にも深く理解を促す構成となっている点です。
この本がおすすめの人
本書は、日本建築史、特に仏教建築に関心を持つ研究者や学生に特におすすめです。また、文化財保護や修復に携わる専門家にとっても、中世仏堂の構造や様式を深く理解するための貴重な資料となるでしょう。国宝建築の細部にわたる情報に触れたい建築愛好家や、日本の伝統建築の歴史的背景を深く学びたい読者にも適しています。高価な専門書ではありますが、その学術的価値と資料性は、長期にわたる研究や学習の基盤を築く上で大いに役立つはずです。
国宝・中世日本の仏堂の評判・口コミ
本書は2025年3月刊行予定の専門書であるため、現時点での読者レビューやメディアによる書評は確認できません。しかし、日本建築史研究の根幹をなす『日本建築史基礎資料集成』シリーズの一環として刊行されることから、その学術的価値は非常に高いと見込まれます。監修の伊藤延男氏、編集の清水擴氏、藤井恵介氏はいずれも日本建築史学界の重鎮であり、彼らの知見が集約された資料集として、専門家からの期待は大きいでしょう。特に、これまで未公刊だった資料が公開されることは、研究者にとって新たな発見や考察の機会をもたらすものとして注目されます。
国宝・中世日本の仏堂の著者情報
監修の伊藤延男氏(1925-2015)は、日本の建築史学者であり、文化財保護に多大な貢献をした文化功労者です。東京国立文化財研究所所長や神戸芸術工科大学名誉教授を歴任し、『中世和様建築の研究』など多数の著書があります。 編集の清水擴氏(1945年生まれ)は、東京工芸大学名誉教授で工学博士。平安時代仏教建築史を専門とし、『平安時代仏教建築史の研究』『延暦寺の建築史的研究』などの著書があります。 同じく編集の藤井恵介氏(1953年生まれ)は、東京大学名誉教授、東京藝術大学客員教授で工学博士。日本建築史、特に密教建築や建築様式史の研究で知られ、日本建築学会賞を受賞しています。
国宝・中世日本の仏堂の出版社情報
中央公論美術出版は、1956年創業の美術・建築関連を中心とする学術出版社です。 『日本彫刻史基礎資料集成』や『日本建築史基礎資料集成』に代表される学術専門書の刊行を事業の根幹としており、研究者の集大成となる著作や、数世紀にわたり読み継がれてきた名著の紹介に力を入れています。 2025年4月には株式会社中央公論事業出版と合併し、自費出版事業も手掛けることになりましたが、美術・建築分野における基本的かつ古典的な学術書の刊行を使命としています。 本書も、同社の専門性と長年の実績を象徴する一冊と言えるでしょう。
国宝・中世日本の仏堂を購入する前に確認したい情報
発売日は2025年03月18日頃、ISBNは9784805509968です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。
国宝・中世日本の仏堂の書評まとめ
『国宝・中世日本の仏堂』は、日本建築史研究の金字塔である『日本建築史基礎資料集成』の未公刊資料を基に、第一線の研究者たちが編纂した、極めて高い学術的価値を持つ一冊です。中世仏堂の構造、様式、歴史を深く掘り下げたい研究者や専門家にとって、必携の資料となるでしょう。豊富な図版と詳細な解説は、日本の伝統建築の奥深さを知る上で貴重な手引きとなります。専門性の高さと価格から、一般の読者には敷居が高いかもしれませんが、この分野に真摯に取り組む方には、その投資に見合うだけの知見と資料を提供するはずです。

