【書評】志記(二) 瑠璃と玻璃|高田 郁|角川春樹事務所

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志記(二) 瑠璃と玻璃 9784758448420 角川春樹事務所 パッケージ画像

高田郁氏が「ライフワーク」と位置づける新シリーズ「志記」の第二弾、『志記(二) 瑠璃と玻璃』が角川春樹事務所より刊行されました。江戸時代を舞台に、医を志す女性と刀匠を目指す女性、二人の主人公がそれぞれの困難な道に挑む姿を描く本作は、著者の真骨頂である丁寧な時代考証と心温まる人間ドラマが期待されます。前作『志記(一) 遠い夜明け』に続く物語として、読者の期待を集めています。

志記(二) 瑠璃と玻璃の基本情報

書名 志記(二) 瑠璃と玻璃
著者 高田 郁
出版社 角川春樹事務所
発売日 2026年09月11日
ISBN 9784758448420
シリーズ 時代小説文庫 たー19-36
ジャンル 文庫
価格 902円(税込)
楽天ブックス評価 ★4.4(25件)

志記(二) 瑠璃と玻璃はどんな本?

文政五年(1822年)の江戸を舞台に、同年同日に生まれた二人の女性、蔵源美津と高越暁の物語が展開します。医の道を志す美津と、刀匠を目指し修行中の暁は、気性も考え方も対照的でありながら、女には困難とされるそれぞれの道を選びます。美津は患者からの拒絶や優秀な後輩の出現に、暁は理想の鋼を鍛えられない壁に直面し、八方塞がりの状況に陥ります。そこに海の向こうから、前代未聞の疫病の知らせが届き、二人の運命はさらなる試練を迎えます。前作『志記(一) 遠い夜明け』で始まった二人の出会いと志の物語が、本作でいっそう深く描かれます。

志記(二) 瑠璃と玻璃の内容と読みどころ

特徴1:**困難な時代を生き抜く女性たちの「志」**

医者や刀匠という、当時の女性には極めて困難だった道を志す美津と暁。社会の常識や偏見に抗いながら、自らの信念を貫く二人のひたむきな姿が、読者に深い感動と共感を呼び起こします。

特徴2:**高田郁が描く緻密な時代背景と人間ドラマ**

『みをつくし料理帖』シリーズなどで定評のある高田郁氏が、江戸の風俗や文化、そして医術や刀鍛冶の専門的な世界を丁寧に描写。その中で、登場人物たちの葛藤や成長、人間関係が織りなすドラマが、物語に奥行きを与えています。

特徴3:**シリーズ第二弾で深まる物語の展開**

前作で描かれた二人の出会いとそれぞれの志が、本作では具体的な困難や試練に直面することで、より一層深掘りされます。疫病の到来という新たな危機が、美津と暁、そして周囲の人々にどのような影響を与えるのか、今後の展開に期待が高まります。

この本がおすすめの人

本作は、江戸時代を舞台にした時代小説や歴史小説を好む読者におすすめです。特に、困難な時代の中で自らの道を切り開こうとする強い女性像に魅力を感じる方には、深く響くでしょう。高田郁氏の代表作である「みをつくし料理帖」シリーズや「あきない世傳 金と銀」シリーズのファンであれば、著者の新たなライフワークとして、その世界観と人間ドラマを存分に楽しめるはずです。また、医療や職人の世界、そして人々の絆が丁寧に描かれた物語を求める方にも適しています。

志記(二) 瑠璃と玻璃の評判・口コミ

★★★★ 4.4 (25レビュー)

『志記(二) 瑠璃と玻璃』は2026年9月に発売されたばかりのシリーズ第二弾であり、現時点では広範なメディア書評や読者レビューはまだ出揃っていません。しかし、楽天ブックスでは25件のレビューで平均評価4.4と、高い期待と満足度がうかがえます。 HMV&BOOKS onlineの読者レビューでは、前作からの続編を待ち望んでいた声が多く見られ、医学と刀匠という異なる道を歩む二人の女性の成長と、女性であるがゆえの困難を乗り越えていく姿に注目が集まっています。 著者のこれまでの作品と同様に、丁寧な描写と心温まる物語展開が評価されており、今後のシリーズの進展に期待する声が寄せられています。

志記(二) 瑠璃と玻璃の著者情報

高田郁(たかだ かおる)氏は、兵庫県宝塚市出身の小説家です。中央大学法学部を卒業後、1993年に漫画原作者(川富士立夏名義)としてデビューしました。2008年に短編集『出世花』で小説家として本格デビューし、以降、時代小説の旗手として多くの読者を魅了しています。代表作には、300万部を超えるベストセラーとなり、テレビドラマや映画化もされた「みをつくし料理帖」シリーズや、「あきない世傳 金と銀」シリーズがあります。2013年には『銀二貫』で第1回大阪ほんま本大賞を、2022年には『ふるさと銀河線 軌道春秋』で同賞を再受賞するなど、その実力は高く評価されています。 本作「志記」シリーズは、高田氏自身が「ライフワーク」と語る意欲作です。

志記(二) 瑠璃と玻璃の出版社情報

株式会社角川春樹事務所は、1995年9月12日に角川春樹氏によって設立された出版社です。 東京都千代田区に本社を置き、出版事業(単行本、文庫本、雑誌)のほか、映画製作を含むマルチメディア事業も展開しています。 1997年には「ハルキ文庫」を創刊し、時代小説をはじめとする幅広いジャンルの書籍を刊行してきました。 高田郁氏の代表作「みをつくし料理帖」シリーズの映画化も手掛けるなど、時代小説分野において存在感を示しています。 「角川春樹小説賞」を創設するなど、文学の振興にも力を入れている出版社です。

志記(二) 瑠璃と玻璃を購入する前に確認したい情報

発売日は2026年09月11日、ISBNは9784758448420です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。

志記(二) 瑠璃と玻璃の書評まとめ

高田郁氏の「志記」シリーズ第二弾となる『志記(二) 瑠璃と玻璃』は、困難な時代に自らの「志」を胸に生きる女性たちの姿を、著者の持ち味である温かくも力強い筆致で描いた作品です。前作から続く物語の深まりと、緻密な時代描写、そして魅力的な登場人物たちの成長が、読者を江戸の世へと誘います。高田郁氏のファンはもちろんのこと、歴史小説や、逆境に立ち向かう人々の物語に心を動かされる読者にとって、読み応えのある一冊となるでしょう。

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