【書評】朱夏の通票|松本謙一|エリエイ

本ページはプロモーションが含まれています
朱夏の通票 9784871123389 エリエイ パッケージ画像

鉄道写真家・松本謙一氏が長年にわたり撮りためた鉄道写真の中から厳選された傑作を収めた「遺言写真集」シリーズの完結編、『朱夏の通票』。本書は、氏の鉄道写真家としての集大成であり、鉄道模型雑誌「とれいん」の元編集主幹という顔も持つ著者ならではの視点が凝縮されています。鉄道の魅力を多角的に捉えた写真の数々は、単なる記録に留まらず、見る者の心に深く響く情景を描き出しています。

朱夏の通票の基本情報

書名 朱夏の通票
副題 松本謙一遺言写真集
著者 松本謙一
出版社 エリエイ
発売日 2023年03月
ISBN 9784871123389
シリーズ 汽車はこう写す
ジャンル ホビー・スポーツ・美術
価格 31,900円(税込)

朱夏の通票はどんな本?

『朱夏の通票』は、松本謙一氏の「遺言写真集」全3巻の最終巻として、2023年3月に出版されました。A3判、上製本函入りという豪華な装丁で、264ページにわたって約300点の写真が収録されています。内容は、国鉄時代の蒸気機関車から旧型電機、ナローゲージ、路面電車といった日本の鉄道に加え、アメリカ、ヨーロッパ、中国など海外の鉄道まで多岐にわたります。1960年代から近年の復活蒸機まで、幅広い時代の鉄道風景が収められており、著者の鉄道への深い愛情と、模型製作にも通じる情景へのこだわりが感じられる一冊です。

朱夏の通票の内容と読みどころ

特徴1:**鉄道への深い洞察と多様な視点**

いわゆる「お立ち台」的な定番構図だけでなく、様々なアングルから鉄道の魅力を引き出す著者の写真術が光ります。車両の表情や周囲の情景まで、細部にわたるこだわりが感じられます。

特徴2:**日米欧中の鉄道を網羅した壮大なスケール**

国鉄蒸機や旧型電車といった日本の鉄道遺産に加え、アメリカの広大な荒野を走る列車やヨーロッパ、中国の鉄道まで、世界各地の鉄道風景が収められており、その多様な内容が読者を飽きさせません。

特徴3:**模型製作へのインスピレーション**

鉄道模型雑誌の編集に長年携わった著者ならではの視点から、読者の「模型ゴコロ」を刺激するような情景や車両の写真が多く収録されています。「こんな情景を作ってみたい」と思わせる魅力が詰まっています。

この本がおすすめの人

この本は、日本の鉄道写真の奥深さに触れたい鉄道ファンや、国鉄時代の蒸気機関車をはじめとする懐かしい鉄道風景を愛する方に特におすすめです。また、アメリカやヨーロッパ、中国など、世界の鉄道文化に興味がある方にも、その多様な写真が新たな発見をもたらすでしょう。さらに、鉄道模型のレイアウト製作やジオラマ制作に携わる方にとっては、情景作りのヒントやインスピレーションを得られる貴重な資料となるはずです。

朱夏の通票の評判・口コミ

『朱夏の通票』は、その圧倒的なボリュームと内容の濃さから「大変な本」と評されており、松本謙一氏の遺言写真集シリーズの完結編として高く評価されています。多くのレビューでは、著者が長年撮りためた写真の中から厳選された傑作が収録されている点や、国鉄の蒸気機関車だけでなく、海外の鉄道や旧型電機、ナローゲージなど多岐にわたる被写体が魅力として挙げられています。特に、単なる記録写真に留まらず、鉄道の美しさや情景を深く捉えた写真の数々が、鉄道模型愛好家の「模型ゴコロ」を刺激するといった声も多く見られます。大判でモノクロ印刷の本格的な写真集の刊行が困難になっている現代において、「日本の鉄道写真集の最後の輝き」となる可能性を指摘する声もあり、その存在自体が貴重であると認識されています。

朱夏の通票の著者情報

松本謙一氏は1949年生まれの日本の雑誌編集者であり、著名な鉄道ファン、鉄道写真家です。月刊鉄道模型雑誌「とれいん」の元編集主幹を務め、同誌の発行元である株式会社エリエイの元社長でもあります。幼少期から鉄道模型に親しみ、その経験は彼の写真表現にも深く影響を与えています。特に、ロッキー山脈を舞台にした56畳もの広大なHOスケール鉄道模型レイアウトを30年以上かけて制作していることでも知られています。生け花の基礎訓練や呉服制作で培った色彩感覚を活かし、「明るいストーリーのあるシーン」「微笑みを誘う情景」を追求する独自のスタイルを確立。本書『朱夏の通票』は、彼の55年にわたる写歴と8冊の個人写真集の集大成ともいえる「遺言写真集」シリーズの完結編です。

朱夏の通票の出版社情報

エリエイは、主に鉄道模型および鉄道関連の雑誌や書籍を発行している出版社です。正式名称は株式会社エリエイですが、出版物には「エリエイ出版部/プレス・アイゼンバーン」の名称を使用しています。1907年創業、1947年設立という長い歴史を持ち、元々は呉服商「ゑり栄」として始まりました。その後、4代目にあたる松本謙一氏が鉄道趣味書の出版活動を本格化させる際にその法人格を使用し、現在の出版部門を確立しました。月刊鉄道模型雑誌「とれいん」や不定期刊行の鉄道雑誌「THE rail レイル」など、鉄道ファンに深く支持される専門性の高い出版物を数多く手掛けています。

朱夏の通票を購入する前に確認したい情報

発売日は2023年03月、ISBNは9784871123389です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。

朱夏の通票の書評まとめ

松本謙一氏の『朱夏の通票』は、鉄道写真の芸術性と記録性を兼ね備えた、まさに「遺言」と呼ぶにふさわしい一冊です。日本の鉄道黄金期から世界の鉄道まで、著者の多岐にわたる視点と深い愛情が詰まった写真は、鉄道ファンはもちろん、美しい写真集を求める方にも響くでしょう。特に、鉄道模型愛好家にとっては、情景製作のインスピレーション源としても価値が高く、その豪華な装丁と内容の濃さから、手元に置いて長く味わいたい作品と言えます。

タイトルとURLをコピーしました