明治・大正期に花開いた日本のデザインは、現代においてもその魅力が再評価されています。本書『明治・大正図案集の研究―近代にいかされた江戸のデザイン』は、この時代の図案集に焦点を当て、近代デザインがどのように江戸のデザインを継承し、発展させたのかを多角的に探求する一冊です。編者である樋田豊次郎氏と横溝廣子氏は、長年にわたり日本の工芸や美術史を研究してきた専門家であり、彼らの知見が結集された本書は、当時のデザイン文化を深く理解するための貴重な資料となっています。
明治・大正図案集の研究の基本情報
| 書名 | 明治・大正図案集の研究 |
|---|---|
| 副題 | 近代にいかされた江戸のデザイン |
| 著者 | 樋田豊次郎/横溝廣子 |
| 出版社 | 国書刊行会 |
| 発売日 | 2004年02月 |
| ISBN | 9784336046260 |
| ジャンル | ホビー・スポーツ・美術 |
| 価格 | 19,800円(税込) |
| 楽天ブックス評価 | ★4.0(1件) |
明治・大正図案集の研究はどんな本?
本書は、明治から大正期にかけて刊行された日本の近代工芸図案集の精華を、カラー図版で多数収録しています。単なる図版集にとどまらず、多岐にわたる視点からの論考が加えられており、当時のデザインの背景や思想に迫ります。特に「近代にいかされた江戸のデザイン」という副題が示す通り、江戸時代から続く日本の伝統的な美意識や技法が、近代化の波の中でどのように再解釈され、新たなデザインとして息づいたのかを詳細に分析。さらに、調査で得られた1万点を超える図版がDVD-ROMとして付属しており、研究者やデザイナーにとって決定版ともいえる内容です。
明治・大正図案集の研究の内容と読みどころ
特徴1:**豊富なカラー図版と詳細な論考**
明治・大正期の貴重な図案集から厳選されたカラー図版が多数掲載されており、視覚的な美しさと共に、各図案が持つ意味や背景を深く掘り下げた論考が展開されています。
特徴2:**「近代にいかされた江戸のデザイン」という視点**
副題にもある通り、江戸時代から受け継がれる日本の伝統的なデザインが、近代化の中でどのように変容し、新たな価値を生み出したのかという、本書独自の視点から分析されています。
特徴3:**1万点超の図版を収録したDVD-ROM**
本書に付属するDVD-ROMには、調査によって収集された1万点を超える図版が収録されており、書籍では紹介しきれない膨大な資料にアクセスできる点が、研究資料としての価値を高めています。
この本がおすすめの人
本書は、日本の近代デザイン史や工芸史に関心のある研究者や学生に特におすすめです。また、明治・大正期の美術や文化に魅力を感じる方、伝統的な日本の美意識が近代にどう影響を与えたかを知りたい方にも深く響くでしょう。さらに、デザインの実践者やクリエイターが、過去のデザインから新たなインスピレーションを得るための資料としても有用です。付属のDVD-ROMは、膨大な図案資料を求める専門家にとって特に価値のある一冊と言えます。
明治・大正図案集の研究の評判・口コミ
本書は、明治・大正期の図案研究における決定版として評価されています。特に、国内に残存する近代図案集の精華をカラー図版で収録し、多角的な論考を加えている点、そして1万点を超える図版をDVD-ROMとして付録している点が、専門家から高く評価されています。 読者からは、当時のデザインが持つ魅力や、江戸のデザインが近代にどのように継承されたかについて、新たな発見があったという声が見られます。高価な書籍であるため、購入者はその内容の専門性と資料的価値を重視している傾向がうかがえます。
明治・大正図案集の研究の著者情報
樋田豊次郎氏は、美術史家として知られ、東京国立近代美術館工芸館の研究員を務めた後、秋田公立美術大学の学長・理事長、東京都庭園美術館の館長などを歴任しました。専門は工芸デザイン分野における日本・東洋・西洋の交流史で、デザインや工芸に関する斬新な論を展開しています。 横溝廣子氏(黒川廣子氏)は、東京藝術大学の教授を務め、金工史や漆芸教育に関する研究を手がけています。 両氏ともに日本の美術工芸史における深い知見を持ち、本書ではその専門性が遺憾なく発揮されています。
明治・大正図案集の研究の出版社情報
国書刊行会は1971年に学術資料書籍の復刻出版を目的として設立された出版社です。創業当初は『明月記』などの希少な学術書の復刻版を刊行し、その後、海外文学、幻想文学、歴史、仏教、神道、国文学などの学術書からミステリ、SF、ホラー、オカルト、画集まで幅広いジャンルの書籍を手がけています。 「国書刊行会らしさ」を追求することをモットーとし、学術的価値の高い専門書や、個性的なラインナップで知られています。本書も、その学術書出版の伝統を受け継ぐ一冊であり、日本の美術史・デザイン史における重要な資料を提供しています。
明治・大正図案集の研究を購入する前に確認したい情報
発売日は2004年02月、ISBNは9784336046260です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。
明治・大正図案集の研究の書評まとめ
『明治・大正図案集の研究』は、明治・大正期のデザインが持つ独特の魅力を、学術的な深さと豊富な資料で解き明かす一冊です。日本の伝統美が近代化の中でどのように息づいたのか、その変遷を詳細に追いたい研究者や、当時のデザインからインスピレーションを得たいクリエイターにとって、まさに必携の書と言えるでしょう。付属のDVD-ROMは、膨大な図案資料へのアクセスを可能にし、本書の資料的価値を一層高めています。

