唯川恵さんのエッセイ『OL10年やりました』は、1990年代のオフィスで働く女性たちの日常を、ユーモアと共感を込めて描いた一冊です。地方銀行で10年間OLとして勤務した著者自身の経験が色濃く反映されており、当時の社会情勢や女性の働き方の一端を垣間見ることができます。直木賞作家として知られる唯川恵さんの、初期のエッセイ作品として、多くの読者に親しまれてきました。
OL10年やりましたの基本情報
| 書名 | OL10年やりました |
|---|---|
| 著者 | 唯川恵 |
| 出版社 | 集英社 |
| 発売日 | 1996年03月25日頃 |
| ISBN | 9784087484649 |
| シリーズ | 集英社文庫 |
| ジャンル | 小説・エッセイ |
| 価格 | 429円(税込) |
| 楽天ブックス評価 | ★3.3(19件) |
OL10年やりましたはどんな本?
本書は、地方都市の銀行に就職し、「花のOL」となった主人公ユイカワさんの10年間の奮闘を綴ったユーモアエッセイです。入社一年目の戸惑いから始まり、お局様からのいじめ、上司からのセクハラといった職場の人間関係の悩み、そして恋の予感や出会いといったプライベートな出来事まで、OLとして経験する様々な出来事が率直に描かれています。単なる体験談に留まらず、それぞれの経験から得られた教訓が盛り込まれており、当時の女性たちが直面した現実と、それらを乗り越えていく中で培われる自信や成長が感じられる内容です。
OL10年やりましたの内容と読みどころ
特徴1:地方銀行でのリアルなOL生活
著者の実体験に基づき、1990年代の地方銀行におけるオフィスワークの様子や人間関係が、生き生きと描かれています。
特徴2:共感を呼ぶ「OLあるある」
お局様との軋轢や上司のセクハラ、恋の悩みなど、時代を超えて多くの働く女性が共感できる「あるある」がユーモラスに語られています。
特徴3:10年間の成長と教訓
入社から10年間の心境の変化が章ごとに丁寧に描かれ、様々な経験を通じて主人公が自信をつけ、人生に対する自覚を深めていく過程が読みどころです。
この本がおすすめの人
この本は、かつてOLとして働いていた方や、これから社会に出る若い世代の方に特におすすめです。1990年代の日本のオフィス文化や女性の働き方に興味がある方、また、唯川恵さんのエッセイ作品を読んでみたい方にも良いでしょう。職場の人間関係やキャリア、恋愛にまつわる悩みを抱える人が、著者の経験談からヒントや共感を得られるかもしれません。
OL10年やりましたの評判・口コミ
楽天ブックスでは19件のレビューがあり、平均評価は3.3とされています。読者からは、著者の銀行勤務経験に基づくリアルな描写に「分かる!分かる!」と共感する声が多く見られます。特に、お局様や上司との関係、恋愛事情など、当時のOLが直面したであろう状況が率直に描かれている点が評価されています。また、時代背景を感じさせる内容に懐かしさを覚える読者や、著者のユーモアあふれる語り口を好意的に受け止める感想も散見されます。
OL10年やりましたの著者情報
唯川恵(ゆいかわ けい)さんは、1955年石川県金沢市生まれの小説家・随筆家です。金沢女子短期大学を卒業後、地元の銀行に10年間勤務した経験を持ち、本書『OL10年やりました』はその実体験がもとになっています。1984年に『海色の午後』で集英社第3回コバルト・ノベル大賞を受賞しデビュー。恋愛小説やエッセイで多くの読者の共感を集め、2002年には『肩ごしの恋人』で第126回直木賞を、2008年には『愛に似たもの』で第21回柴田錬三郎賞を受賞するなど、数々の文学賞に輝いています。
OL10年やりましたの出版社情報
集英社は、1926年に小学館の娯楽雑誌部門から分離独立して設立された、日本の大手総合出版社です。漫画誌、ファッション誌、文芸誌など多岐にわたる雑誌のほか、文芸書、文庫、新書、コミックスなど幅広いジャンルの書籍を刊行しています。本書が収録されている「集英社文庫」は、同社が誇る文庫レーベルの一つであり、国内外の文学作品から実用書まで、多様なジャンルの良書を世に送り出しています。
OL10年やりましたを購入する前に確認したい情報
発売日は1996年03月25日頃、ISBNは9784087484649です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。
OL10年やりましたの書評まとめ
唯川恵さんの『OL10年やりました』は、1990年代のオフィスで働く女性たちの喜びや苦悩、そして成長の軌跡を、飾らない言葉とユーモアで綴ったエッセイです。当時の社会や女性の生き方に触れながら、時代を超えて共感を呼ぶ普遍的なテーマが描かれています。自身のOL経験を振り返りたい方や、唯川恵さんの初期の作風に触れてみたい方にとって、手に取る価値のある一冊となるでしょう。
