江戸時代中期に活躍した時宗の僧であり俳人であった蝶夢(ちょうむ)の功績を伝える『蝶夢全集 続』が、和泉書院より刊行されました。蝶夢は、松尾芭蕉の顕彰に尽力し、情感豊かな新しい俳風を広めた人物として知られています。本書は、その文壇リーダーとしての活動の実態を、連句、点巻、書簡などの多様な資料を通して詳細に伝えています。本全集は、編著者たちの長年の研究成果が結実したものであり、文学研究者や俳諧愛好家にとって貴重な資料となるでしょう。
蝶夢全集 続の基本情報
| 書名 | 蝶夢全集 続 |
|---|---|
| 著者 | 田中 道雄/田坂 英俊/玉城 司/中森 康之/伊藤 善隆 |
| 出版社 | 和泉書院 |
| 発売日 | 2022年11月15日 |
| ISBN | 9784757610507 |
| シリーズ | 単行本 |
| ジャンル | 人文・思想・社会 |
| 価格 | 25,300円(税込) |
蝶夢全集 続はどんな本?
『蝶夢全集 続』は、江戸時代中期に蕉風俳諧の復興に尽力した僧侶であり俳人である蝶夢の、文壇リーダーとしての活動を多角的に紹介する書籍です。蝶夢は、松尾芭蕉の顕彰活動を通じて、情感豊かな新しい俳風を広め、当時の俳壇に大きな影響を与えました。本書には、蝶夢が関わった連句198点、点巻13点、そして480通にも及ぶ書簡などが収録されており、その詳細な実態を伝えています。また、蝶夢追善俳書集、編纂した撰集、芭蕉の真影を弘めるためのコラム、そして各編纂者による解説なども含まれており、蝶夢の思想や活動を深く理解するための資料が豊富に盛り込まれています。本書は、文学研究者だけでなく、俳諧や近世文学に関心を持つ読者にとって、蝶夢という人物とその時代背景を深く知るための貴重な一冊となるでしょう。
蝶夢全集 続の内容と読みどころ
特徴1
蝶夢の文壇リーダーとしての活動を、連句、点巻、書簡など多様な資料から詳細に解き明かす。
特徴2
芭蕉顕彰に尽力し、新たな俳風を創出した蝶夢の功績を、編著者たちの詳細な解説と共に紹介。
特徴3
蝶夢追善俳書集や編纂した撰集、コラムなど、蝶夢の思想と活動を多角的に理解するための豊富な資料を収録。
この本がおすすめの人
本書は、江戸時代中期に活躍した俳人・蝶夢の研究者や、蕉風俳諧の復興に貢献した人物に興味がある読者におすすめです。また、近世文学や日本古典文学に関心のある学生や研究者、俳諧の歴史や文化を深く学びたい一般読者にも適しています。蝶夢の書簡や作品を通じて、当時の文壇の様子や人々の交流を知りたい方にも手に取っていただきたい一冊です。
蝶夢全集 続の評判・口コミ
『蝶夢全集 続』は、2023年度の文部科学大臣賞を受賞するなど、学術的な評価が非常に高い書籍です。編著者である田中道雄氏、田坂英俊氏、玉城司氏、中森康之氏、伊藤善隆氏はいずれも各分野の専門家であり、長年の研究成果が結実した本全集は、蝶夢研究における決定版とも言えるでしょう。佐賀新聞や東愛知新聞でも紹介されており、その学術的価値と重要性が広く認識されています。
蝶夢全集 続の著者情報
本書の編著者は、田中道雄氏、田坂英俊氏、玉城司氏、中森康之氏、伊藤善隆氏の5名です。田中道雄氏は佐賀大学名誉教授であり、国文学者として蕉風復興運動と蕪村の研究で知られています。田坂英俊氏は慶照寺の住職であり、蝶夢研究の第一人者として『蝶夢思想の浄土的側面』などの著書があります。玉城司氏は清泉女子大学名誉教授で、近世俳諧史を専門とする国文学者です。中森康之氏は豊橋技術科学大学教授で、日本古典文学を中心に研究しており、『蝶夢全集』(正・続)で文部科学大臣賞を受賞しています。伊藤善隆氏は立正大学教授で、俳諧や近世文学を専門としています。
蝶夢全集 続の出版社情報
和泉書院は、大阪市に本社を置く出版社で、日本文学、日本語学、日本史学、上方文化に関する書籍を多く出版しています。特に古典文学や歴史に関する専門性の高い書籍を数多く手がけており、学術研究の発展に貢献しています。本書のような、歴史的資料を集成した全集の出版も得意としており、学術界からの信頼も厚い出版社です。
蝶夢全集 続を購入する前に確認したい情報
発売日は2022年11月15日、ISBNは9784757610507です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。
蝶夢全集 続の書評まとめ
『蝶夢全集 続』は、江戸時代中期に蕉風俳諧の復興に大きな役割を果たした蝶夢の生涯と功績を、詳細な資料と共に紐解く学術的な集成です。編著者たちの長年の研究に裏打ちされた本書は、蝶夢研究の決定版とも言えるでしょう。俳諧や近世文学の研究者、そして蝶夢という人物に深い関心を寄せる読者にとって、必携の書と言えます。

