【書評】フランス学士院本 羅葡日対訳辞書|岸本 恵実/三橋 健|清文堂出版

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フランス学士院本 羅葡日対訳辞書 9784792414344 清文堂出版 パッケージ画像

清文堂出版から2017年3月に刊行された『フランス学士院本 羅葡日対訳辞書』は、16世紀末にイエズス会が出版した貴重な辞書を影印刊行したものです。当時の学士院会員のみが閲覧できたとされる秘笈の書であり、言語学や歴史学の研究者にとって重要な資料となります。岸本恵実氏による解説と三橋健氏による書誌解題が、この辞書の歴史的背景と学術的価値を深く掘り下げています。

フランス学士院本 羅葡日対訳辞書の基本情報

書名 フランス学士院本 羅葡日対訳辞書
著者 岸本 恵実/三橋 健
出版社 清文堂出版
発売日 2017年03月10日頃
ISBN 9784792414344
ジャンル 語学・学習参考書
価格 28,600円(税込)

フランス学士院本 羅葡日対訳辞書はどんな本?

『フランス学士院本 羅葡日対訳辞書』は、1595年にイエズス会によって出版された、ラテン語、ポルトガル語、日本語の対訳辞書です。これは、既存のラテン語辞書『Calepinus』に日本語訳を加えた形式をとっており、日本語を索引とした『日葡辞書』(1603年刊行)よりも8年早く世に出た、イエズス会が出版した最初の辞書にあたります。この辞書には、古代ギリシャ起源の想像上の生物であるペガサスに「昔の歌人沙汰したる翼のある馬」という日本語訳が付されているなど、当時の文化交流や言語の受容の様子をうかがい知ることができます。岸本恵実氏は、この辞書の原典調査に長年取り組み、その研究成果は海外でも高く評価されています。三橋健氏は神道学者として知られ、本書では書誌解題を担当しています。

フランス学士院本 羅葡日対訳辞書の内容と読みどころ

特徴1

16世紀末のイエズス会による初の辞書であり、歴史的価値が高い。

特徴2

ラテン語、ポルトガル語、日本語の対訳形式は、当時の言語事情を理解する上で貴重な資料。

特徴3

岸本恵実氏の長年の研究に基づく詳細な解説と、三橋健氏による書誌解題で、辞書の学術的価値を深く掘り下げている。

この本がおすすめの人

この書籍は、16世紀の日本における言語、文化、宗教交流に関心のある研究者や学生におすすめです。特に、キリシタン版や日葡辞書といった初期の日本語文献に関心がある方、また、言語学、歴史学、文化史の分野で専門的な資料を求める方に適しています。辞書の編纂や当時の翻訳手法に興味がある方にも、新たな発見があるかもしれません。

フランス学士院本 羅葡日対訳辞書の評判・口コミ

『フランス学士院本 羅葡日対訳辞書』は、学術的な価値が非常に高い資料として専門家の間で認識されています。岸本恵実氏の研究は海外でも高く評価されており、この辞書が持つ歴史的・言語学的な重要性が指摘されています。多くの読者によるレビューは確認できませんが、その秘笈性や、当時の文化・言語交流を垣間見せる点が高く評価されると考えられます。

フランス学士院本 羅葡日対訳辞書の著者情報

岸本恵実氏は、大阪大学大学院人文学研究科の教授であり、国語学、特にキリシタン版や辞書研究を専門としています。長年にわたり、16世紀の日本語文献、特に辞書に関する研究を進めており、その成果は国内外で高く評価されています。三橋健氏は、神道学者であり、國學院大學名誉教授です。神道史や祝詞の研究で知られ、多くの著書があります。本書では、岸本氏の解説に対し、三橋氏が書誌解題を担当し、学術的な深みを与えています。

フランス学士院本 羅葡日対訳辞書の出版社情報

清文堂出版は、歴史学、文学、言語学、考古学など、人文科学系の専門書を多く刊行している出版社です。特に、古典籍の影印刊行や、学術研究に資する資料の出版に力を入れています。本書も、秘笈とされた貴重な辞書を影印刊行するという、同社の特色を示す一冊と言えます。

フランス学士院本 羅葡日対訳辞書を購入する前に確認したい情報

発売日は2017年03月10日頃、ISBNは9784792414344です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。

フランス学士院本 羅葡日対訳辞書の書評まとめ

『フランス学士院本 羅葡日対訳辞書』は、16世紀末の日本における言語研究、特に初期の辞書編纂史において極めて重要な資料です。専門的な内容のため、一般読者というよりは、言語学、歴史学、文化史の研究者や学生にとって、その学術的価値は計り知れません。貴重な一次資料として、研究の深化に貢献する一冊と言えるでしょう。

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