『しらぬい奇譚録』は、日本の漫画家・稲井カオルが描く、理屈では説明できない不思議な物語「奇譚」を巡る短編集です。2012年に白泉社のウェブコミックサイト「花とゆめONLINE」で連載され、2013年に単行本として刊行されました。神出鬼没の奇譚蒐集家・しらぬいを中心に展開される怪奇の数々は、読者を幻想的な世界へと誘います。著者の繊細な筆致で紡がれる、どこか懐かしくも不気味な世界観が魅力の一冊です。
しらぬい奇譚録の基本情報
| 書名 | しらぬい奇譚録 |
|---|---|
| 著者 | 稲井カオル |
| 出版社 | 白泉社 |
| 発売日 | 2013年08月20日頃 |
| ISBN | 9784592197706 |
| シリーズ | 花とゆめコミックスonline |
| ジャンル | 漫画(コミック) |
| 価格 | 471円(税込) |
| 楽天ブックス評価 | ★4.3(3件) |
しらぬい奇譚録はどんな本?
本作は、世の中に存在する「奇譚」と呼ばれる不可思議な出来事を収集する、正体不明の人物「しらぬい」が語り部となり、様々な怪奇譚をオムニバス形式で描く作品です。それぞれの物語は独立していながらも、しらぬいという共通の存在が作品全体を繋ぎます。日常の裏側に潜む異界の気配や、人間と怪異との関わりを、ホラーやミステリーの要素を交えながら展開。単巻で完結しており、気軽に手に取れる構成でありながら、読後には独特の余韻を残します。白泉社のウェブコミックレーベル「花とゆめコミックスonline」から生まれた作品で、デジタル発の作品が単行本化された初期の例としても注目されます。
しらぬい奇譚録の内容と読みどころ
特徴1:理屈では説明できない「奇譚」の世界
日常に潜む非日常、怪異と人間が織りなす不思議な物語が、読者の想像力を刺激します。
特徴2:神出鬼没の奇譚蒐集家「しらぬい」
謎多き語り部であるしらぬい自身の存在が、各話の怪奇譚に深みと統一感を与えています。
特徴3:稲井カオルの繊細な筆致と独特の雰囲気
著者の持ち味である、幻想的でどこか物悲しい絵柄が、物語の怪奇性を一層引き立てています。
この本がおすすめの人
この本は、日常に潜む不思議な出来事や、少しゾッとするような怪奇譚に興味がある方におすすめです。オムニバス形式のため、短時間で読み切れる漫画を探している方や、通勤・通学の合間に気軽に読みたい方にも適しています。また、ホラーやミステリー要素がありつつも、過度なグロテスク表現を避け、幻想的な雰囲気を重視する作品を好む読者にも響くでしょう。稲井カオルの描く、繊細で美しい世界観に触れてみたい方にも手に取っていただきたい一冊です。
しらぬい奇譚録の評判・口コミ
『しらぬい奇譚録』は、読者から「不思議な世界観に引き込まれる」「短編ながらも読み応えがある」といった感想が見られます。楽天ブックスでは3件のレビューで平均4.3という評価を得ており、少数のレビューながらも高い満足度がうかがえます。 特に、語り部である「しらぬい」のキャラクター性や、各話で描かれる奇妙で心に残るエピソードが評価される傾向にあります。日常に潜む怪異をテーマにしながらも、単なる恐怖だけでなく、どこか切なさや美しさを感じさせる点が、多くの読者に受け入れられているようです。
しらぬい奇譚録の著者情報
稲井カオルは、大阪府出身の日本の漫画家です。2011年に『サイハテの魔法使い』でデビューしました。 本作『しらぬい奇譚録』は、2012年から白泉社のウェブコミックサイト「花とゆめONLINE」で連載され、単行本化されました。 その後も『うたかたダイアログ』や『そのへんのアクタ』など、多岐にわたる作品を発表しており、繊細なタッチと独特の世界観で知られています。 漫画家としての活動のほか、展示会や講演会なども行っています。
しらぬい奇譚録の出版社情報
白泉社は、1973年12月1日に設立された日本の出版社です。 東京都千代田区に本社を構え、集英社のグループ企業として、主に漫画雑誌、コミックス、書籍、絵本などを発行しています。 『花とゆめ』や『LaLa』といった少女漫画雑誌が特に有名で、本作が刊行された「花とゆめコミックス」は、1975年から続く同社の主要な漫画単行本レーベルです。 『しらぬい奇譚録』は、同社が展開するウェブコミックサイト「花とゆめONLINE」発の作品として刊行されました。
しらぬい奇譚録を購入する前に確認したい情報
発売日は2013年08月20日頃、ISBNは9784592197706です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。
しらぬい奇譚録の書評まとめ
稲井カオル氏の『しらぬい奇譚録』は、日常の隙間に現れる「奇譚」を巡る、幻想的でどこか物悲しい短編ホラー・ミステリーです。謎めいた語り部「しらぬい」の存在が作品全体に統一感を与え、読者を不思議な世界へと誘います。一話完結形式で読みやすく、著者の繊細な絵柄と独特の雰囲気を味わいたい方、あるいは心に残る怪奇譚を求めている方にとって、魅力的な一冊となるでしょう。

