【書評】反ミーム部門は存在しない|qntm/鳴庭 真人|早川書房

本ページはプロモーションが含まれています
反ミーム部門は存在しない 9784150125264 早川書房 パッケージ画像

インターネットの創作コミュニティ「SCP財団」で絶大な人気を博したシリーズが、ついに長編小説として登場しました。qntm(クォンタム)著、鳴庭真人訳の『反ミーム部門は存在しない』は、早川書房のハヤカワ文庫SFより刊行され、発売直後から異例の重版を重ねる話題作です。記憶や記録から自らを消し去る「反ミーム」という不可解な存在と、それに対峙する秘密組織の戦いを描く本作は、読者にこれまでにないSFホラー体験をもたらします。

反ミーム部門は存在しないの基本情報

書名 反ミーム部門は存在しない
著者 qntm/鳴庭 真人
出版社 早川書房
発売日 2026年07月15日頃
ISBN 9784150125264
シリーズ ハヤカワ文庫SF
ジャンル 文庫
価格 1,760円(税込)
楽天ブックス評価 ★4.0(27件)

反ミーム部門は存在しないはどんな本?

本作は、異常な存在「アンノウン」を収容・研究する秘密組織〈機関〉の「反ミーム部門」を舞台にした本格SFホラーです。反ミームとは、対峙した相手の記憶や記録から自らを抹消し、認識されることを拒む性質を持つ存在。それらが人類世界を侵蝕しようとする中、部門を率いるマリー・クインが、自身の存在すら消去されかねない脅威にどう立ち向かうのかが描かれます。 元々はオンラインの創作コミュニティ「SCP財団」で発表された人気シリーズを、著者のqntm自身が長編小説として改稿・再構築したもので、SCP財団に詳しくない読者でも楽しめるように配慮されています。

反ミーム部門は存在しないの内容と読みどころ

特徴1

記憶から消え去る「反ミーム」という独創的な概念が、物語の核として秀逸なアイデアを生み出しています。存在そのものが認識できない敵との戦いは、読者に深い心理的恐怖と知的な刺激を与えます。

特徴2

認識できない脅威と戦う秘密組織の奮闘が、緊迫感あふれる知能戦として描かれています。忘却と認識を巡る壮絶な攻防は、読者を極限の状況へと引き込みます。

特徴3

インターネットの創作コミュニティ「SCP財団」で生まれた人気シリーズを長編小説として再構築。SCP財団の世界観に触れつつも、独立した作品として完成されており、幅広い読者が楽しめます。

この本がおすすめの人

この本は、従来のホラーやSFに物足りなさを感じ、新しい読書体験を求める方におすすめです。特に、記憶や認識といったテーマに深く切り込む心理的な恐怖を好む読者や、ユニークで独創的な設定の物語に惹かれる方には響くでしょう。また、インターネットの創作コミュニティ「SCP財団」の世界観に興味があるものの、どこから手をつけていいか分からなかった方にも、入門書として最適です。

反ミーム部門は存在しないの評判・口コミ

★★★★ 4.0 (27レビュー)

楽天ブックスでは27件のレビューで平均4.0、ブクログでは1344人が登録し、56件の感想で平均3.53と、多くの読者から注目を集めています。 発売からわずか数日で立て続けに重版が決定するなど、その反響の大きさがうかがえます。 読者からは「反ミームというアイディアが秀逸」「記憶をテーマとした壮大な規模の脅威と戦う物語としても、夫婦の愛の物語としても面白かった」といった声が聞かれ、知能戦の緊迫感や秘密組織の戦いを評価するレビューが多く見られます。 一方で、物語の複雑さや難解さを指摘する感想もあり、読み応えがあると感じる読者もいるようです。 作家の梨氏も「あまりにも、圧倒的に、面白い」「qntmという天才が生んだ不可知の重力に、それ以外の言葉は必要ないだろう」と推薦しており、その独創性が高く評価されています。

反ミーム部門は存在しないの著者情報

著者のqntm(クォンタム)は、本名をサム・ヒューズというイギリスの作家でありソフトウェア開発者です。 彼はインターネット上の創作コミュニティ「SCP財団」で『反ミーム部門』シリーズを発表し、その独創的なアイデアで多くの読者を魅了しました。 本書『反ミーム部門は存在しない』は、その人気シリーズを著者自身が長編小説として改稿・再構築したものです。 翻訳を手がけた鳴庭真人氏は、他にもアーシュラ・K・ル・グィンの作品などを翻訳しており、海外SF作品の紹介に貢献しています。

反ミーム部門は存在しないの出版社情報

早川書房は1945年8月に創業した日本の出版社で、「ONE AND ONLY」を理念に独自の出版活動を展開しています。 特にミステリやSFの分野では日本におけるパイオニア的存在として知られ、『ハヤカワ・ポケット・ミステリ』や『ハヤカワ文庫SF』といったレーベルは多くの読者に親しまれてきました。 近年では海外文学やノンフィクションにも力を入れ、これまでに27名のノーベル賞受賞作家の作品を刊行するなど、世界中の優れた文学作品を日本に紹介する役割を担っています。 本書は、同社の代表的なSFレーベルである「ハヤカワ文庫SF」から刊行されており、そのラインナップに新たな話題作を加えています。

反ミーム部門は存在しないを購入する前に確認したい情報

発売日は2026年07月15日頃、ISBNは9784150125264です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。

反ミーム部門は存在しないの書評まとめ

『反ミーム部門は存在しない』は、記憶から消え去るという斬新な概念を核に、読者に深い思考と心理的な恐怖をもたらすSFホラーです。SCP財団発という背景を持ちながらも、その知識の有無にかかわらず楽しめるよう構成されており、独創的な世界観と緊迫感あふれるストーリー展開が魅力です。難解さを感じる声もありますが、それ以上にユニークな読書体験を求めるSFファンやホラー愛好家にとって、深く心に残る一冊となるでしょう。

タイトルとURLをコピーしました